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S級有害図書
第5章 「佐伯優の場合」
 通報を受けて、雨の中の男達の囲いを破って進むと、二人の少女が男達の前で全裸を晒して絡み合っている。
「何をやってるんだ、君達はっ!」
俺は思わず叫んでいた。ゲームショウの警備のバイトで退屈していたが、とんだ場面に出くわしたものだ。俺は二人の裸の少女にバスタオルをかけてやり、会場の隅にある仮設テントへ連れて行く。事情聴取しなければならないだろう。小柄な少女が泣きながら、礼を言ってきた。
「・・・ありがとうございました」
この娘の意志と関係なく、男達に裸にされたのだろうか。ギリギリ股間とおっぱいを隠せるほどの大きさしかない小さめのバスタオルのせいか、両手で恥ずかしそうにおっぱいと股間を抑えている。おっぱいの先が今にも溢れそうで、つい視線が釘付けになる。バイトの先輩である松田が背の高い少女を支えながらついてくる。こっちの少女は少し意識が混濁しているようだ。少女の腰に回した松田の手がなぜかいやらしく見える。
 仮設テントに二人を案内すると、松田は背の高い方の娘を仮設ベッドに寝かせる。俺は小柄の少女を長椅子に座らせて、濡れた髪を拭くようにフェイスタオルを彼女に手渡す。
「君の名前は?」
「・・・佐伯・・・優・・・です」
「こっちの娘は?友達?」
「・・・はい。同級生です。・・・田代美和です」
俺はブースの名簿を見て確認すると、確かに登録されている。
「佐伯優と田代美和ね。それで?」
「・・・それでって?」
「なんであそこで裸を見せていたのか」
「す、好きで見せていたわけじゃっ!」
「じゃあ誰かに裸にされたとか?」
「・・・それもちょっと・・・」
「そんなの決まってるだろっ」
松田が口を挟んでくる。
「あれは売春斡旋のアピールだろ。人前で恥ずかしげもなく裸になって、君わかってる?
これって公然わいせつだからね」
「そ、そんなんじゃありませんっ」
「とにかく警察に通報するよ。いいね?」
「や、やめてください」
「なんで俺が君の言うことを聞かなきゃならないの?」
「それは・・・」
俺は少女と松田の間に入る。
「先輩、まずはちゃんと事情を聞いてから」
「うるせえな。俺に指図するんじゃねえよ。俺は俺のやりたいようにやるんだよ。こういう風にな」
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