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不埒に淫らで背徳な恋
第1章 【心の歪み、気付いてる?】




良かれと思ってしてくれることや言われることもいちいち身構えてしまう。
笑顔で返事するけど少し苦手だ。
どこも嫁姑問題は同じだよ〜とか言われるから気にしないようにしてる。




「お久しぶりです」




「お疲れさま、疲れたでしょ」




気さくに話しかけてくれる義母。
この、会うまでが緊張しちゃうんだよね。
手伝おうとしても気を遣わないでと言われるから手持ち無沙汰。
稜ちゃんからもゆっくりしなよって言われて意気消沈。




えっと、嫁って手伝わなきゃだよね?
キッチンに入られたくないのかな?
思ってたのと違う……




お義父さんも加わり家族で食卓を囲んでいたらグラスを渡された。




「瑠香さんは良いだろ?少しくらい」と瓶ビールを向けられる。
稜ちゃんは車だから飲めないけど私は運転しないだろうとお義父さんが優しく勧めてくれた。
お言葉に甘えようとした時、阻止してきたのはお義母さんで。




「ダメよ、控えてらっしゃるんでしょ?」




「え…?」




そんなこと一言も言った覚えがない。
一瞬で稜ちゃんの顔色が変わったのも見逃さなかった。
そうよね?稜士…って言われてるけど都合悪そうな表情。




「ま、まぁ……今日くらいは良いんじゃない!?」




は…?何が…?
私、稜ちゃんにもお酒止めるなんて言ってないし常々子供はまだいいって言ってきたけど、どうやら義母との間ではそうじゃないみたいじゃない…?
すぐにピンときた。




だよな…ってお義父さんがグラスに注いでくれようとしたのに。




「ダメよ、女の身体わかってないくせに適当なこと言わないで!」




お義母さんの一言で一気に凍りつく空気。




「母さん、その話はまた今度な?」って稜ちゃんも何?
私のことで何かモメてるの?
だとしたらめちゃくちゃ胸くそ悪いんだけど?




お義母さんと目が合う。





「瑠香さん、気を悪くしたらごめんなさいね?」




「母さん、これは夫婦の問題だから」




「そんなこと言って稜士、まだ言えてないんでしょ?」




まだ言えてない…?何のこと…?
って、心当たりなんて1つしかない。
稜ちゃん…まだ言えてないんだ両親に。
私、ちゃんと結婚する前に言ったよね?










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