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不埒に淫らで背徳な恋
第10章 【不埒に淫らで背徳な愛なら許されるのでしょうか?】





また見透かされたように唇が塞がる。
ブラウスのボタンを外されてキャミソールを捲くり上げられた。
直接ブラに佐野くんの手が触れただけで身体は反応して火照っていく。




吐息が漏れないよう手の甲で口を押さえる。
首筋から鎖骨にかけて這う唇に目を閉じて耐え忍ぶ。




わかる………身体が喜んでる。




私は、本当に最低だ。




頭の片隅には社長が居るのに、今は佐野くんを想って濡れている。




何の涙なの……?
社長に対して……?
それとも自分に対して……?
思いがけない佐野くんとの再会に対してなの……?




そんな私にいち早く気付いてそっとキスしてくれるのも年下の佐野くんだけだった。




この上ない優しいキス。




覗き込むような仕草も愛おしくて堪らない。
目で仰ぐの……先に進んでもいいかって。
手はもう肌に触れたそうにしてるのに。
拒めばどうなるの…?耐えれる…?




「離れてからもずっと…僕の心は変わってません…変われるはずがなかった」




「2年も…?絶対ウソ」




「ウソじゃありません…!どれだけ仕事に没頭したか……」




視界が揺らいで頬に伝う。




「本当に…?誰も…?」




誰にも身体許してないの…?
不健康だよ……




「誰にもそんな気起こらなかった……忘れられなくて…あの日の夜が」




きっと最後の夜のことだろう。
爪痕……ちゃんと残せてたんだね。
その後ボソッと私を想って一人で出してたって白状するのも佐野くんらしい。




自然とジャケットに手が伸びる。
ボタンを外してあげたら自ら脱いでくれた。
熱く視線が絡んでそのままネクタイごと引き寄せてしまった。




「私は……」




「嗚呼、言わなくてもわかります……男がほっとくわけないし…瑠香さんモテるし」




壁に手をついて少し項垂れてる。




じゃあ、せめて回数は伏せるとして。




「私も快くんと同じ……あの日の夜が忘れられなくて…ていうか快くんが忘れられなかった」




至近距離で見上げる瞳がサインを出してる。
それに従うようにキスへと繋げた。




「やっと名前で呼んでくれた……もう我慢出来ないっ…!」











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