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不埒に淫らで背徳な恋
第10章 【不埒に淫らで背徳な愛なら許されるのでしょうか?】

私から触れるだけのキスじゃ物足りなかったみたい。
強引に舌を割り入れられて口内を犯される。
そうよ……それくらい激しく来て。
じゃないと思い留まってしまう。
やっぱりダメ…なんて今さら言わせないでよ。
どうしようもないくらい傲慢で甘え上手な快くんで居て。
ひとつひとつの行為を噛み締める。
嗚呼……そう、これなの。
触れる指先から這わせる舌も全部、私の求めていたものだ。
意識せずとも身体が求めて満たされていく。
ネクタイを外したらボタンへと手が伸びる。
その間もずっと舌を絡ませたまま。
リップ音までもが頭の芯まで疼く。
どんなに離れても身体が覚えているものね。
この手が……この舌が……この体温が
私を絶頂へと導いていた。
ブラウスは開けたままタイトスカート越しになぞる指先。
ホックを外した手は膨らみへと這わせてる。
欲しい瞬間に与えてくれる快感。
「やっぱり僕は…瑠香さんじゃないとダメです」
私も……今同じこと考えてた。
しゃがんだ快くんはゆっくりストッキングを脱がしてきた。
従う身体は片方だけ浮かせる。
スカートを腰まで捲られ脱いだ方の足は快くんの肩に乗った。
「え……あっ…!んん……」
ブラインドカーテンを閉め切った会議室。
完全には遮光しきれてない空間で厭らしい水音が鳴っている。
快くんの吐息や舌の動きが痙攣を誘う。
誰もいない静けさ。
ひんやりした空気のはずなのにどんどん身体は火照っていく。
くねらせて足を狭めたら肩に乗る方を広げられ思わず髪に触れてしまった。
一番弱いところを舌で掻き乱され甘い蜜が溢れ出る。
ももまで垂れ流れるならばそれを舌が拾う。
空いている手で私を支えながら赤くなる突起を転がすのだ。
「あっ……快くん…そこダメ」
首を振っても止めてくれない。
おかしくなる。
ヒールで立ってられなくなるよ。
イクまでは放してくれないだろう。
ヤバい……もうずっと痙攣してる。
久しぶり過ぎてすぐイっちゃう。
「快くん…っ!ダメ………イクっ!」
呆気なく波が押し寄せて頭の中が真っ白になった。
お腹あたりが痙攣を繰り返す。
足が解放されたらそのまま会議室の長方形テーブルに乗せられた。

