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不埒に淫らで背徳な恋
第11章 【最終章 背徳没倫〜人の道から外れ、道徳に反する〜】





土屋さんは……!?




顔面蒼白だ…!!でしょうね!!




「だから、譲る気全くないんで」




「ちょっと…!」




その口を止めないとって声を荒げた。
だって会社の式典だよ!?
何もこんな時に敵対心剥き出しにしなくても…!




抱かれた肩の手をそっと払ったのにそのまま前髪にキスを落とされた。
隙きがなかったせいでより抱き寄せられる形に。




佐野くんの胸にすっぽり収まる自分に青ざめる。




この状況はなかなかヤバい…!




「なので諦めてくださいね?」




そう牽制された土屋さんは圧倒されて何も言えずにいた。




すみません………この彼、すぐ嫉妬しちゃうんで!と思いつつ脇腹に肘てつを食らわせる。
クルッと踵を返した私たちは会場ではなくエレベーターに向かってる。




「え?どこ行くの?戻らなきゃ…」




まだ式典終わってないよ?




「このまま抜け出す」




「はぁ!?」




「了承貰えたから」




「え?誰に!?」




「うーん、部長に?」




えっ!?あの部長が!?
私まだ佐野くんのこと言ってない…!




「酔ってるから先に帰らせますって」




あぁ、そうか。
そうだよね。
また早とちりだ。




「あれ?僕たち付き合ってますって言えば良かったですか?」




「バカ」




誰も聞いていないか辺りを見渡す。
そしたらエレベーターの扉が開いてそのまま中に引き込まれた。




「ねぇ、何であんなこと言うの?あれじゃ皆…っ」




勘違いしちゃうよ…って最後まで言わせてよ…!




扉がまだ閉まりきってないのに押し倒されてる。
嫉妬に狂った熱い唇で塞がれてむせ返りそうなのに抵抗……したくない。




早くこうなりたかったって私から言ったら全部持ってかれそうだから絶対言わない。




ねぇ……どこ行くの?
上に向かってるの…?




絡ませた指は頭上で押さえつけられてる。
一度も止まることなく最上階に着いた。
黙ったまま手を引かれ手慣れた様子でカードキーをかざし部屋に入っていく。












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