この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
生徒会長・朝倉美咲
第11章 幼馴染み
美咲の教室の前で、菜々美が不安気な顔で立っていた。
美咲と卓巳の姿を見つけ、
駆け寄ってくる。

「お姉ちゃん!大丈夫?」

「大丈夫に決まってるでしょ
私を誰だと思ってるの?」

あまりに不安そうな菜々美に
美咲は無理に笑顔を作り強がってみせた。

「だって、カナちゃんが、お姉ちゃんが葛巻先生に連行されたって言うから」

「大袈裟よ、ちょっと話をしただけよ」

「だから俺が言っただろ、大丈夫だって。万が一なんかあったって美咲ならクズセンなんかに負けないだろ」

卓巳の軽い口調に、美咲は
ドキッとした。

「あ、でも菜々美は気をつけろよ、絶対クズセンに呼ばれてもついてっちゃダメだからな」

「なんで?」

「アイツ、たまに菜々美のことエロい目で見てんだよ。ぜってぇ菜々美を狙ってる」

「卓ちゃん、それは考えすぎだよ」


美咲は一人、そっと教室に入った。
それ以上、二人の会話を聞いていたくなかった。


(卓、私、私だって…!)

机に突っ伏して、美咲は必死で涙を堪える。
今は、意地でも泣きたくなかった。



/111ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ