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生徒会長・朝倉美咲
第13章 友の裏切り
葛巻に協力するとは言ったものの、礼子も初めのうちは消極的だった。
一年の頃から仲の良い友達だし、真面目で優しくて頼りになる美咲が憧れでもあった。
だから、なるべくひどいことはしたくなかった。
そこで、別の高校に通っている中学時代の友人から聞いた会員制の痴漢サイトを思い出した。
おじさんばっかりの集団だけど、すごく気持ちよくしてくれるし会員制だから変な人もいなくて安心だよ、と彼女は言っていた。
興味があると連絡して彼女からシークレットアドレスを聞き出し、葛巻の指示でインターネットカフェからあからさまに美咲だと分かるHNで、『自分の殻を破りたいので痴漢してほしい』と依頼した。
しかし、ただでさえ目立つ美咲はかつて車内で痴漢を捕まえたこともあるため、まず成り済ましを疑われた。
サイトの代表者からネットカフェではなく自宅からアクセスするよう言われたので、パソコンが壊れたからと嘘をついて美咲の部屋から書き込みをした。
よく分からないがそれで本人確認できたらしく、やっと受け入れられた。
美咲の乗る車両と時間を伝え
恥ずかしいので抵抗するが、無理やりしてほしいのだと頼んだ。
もしかしたら美咲はまた痴漢を捕まえてしまうかもしれないと礼子は思った。
葛巻は眉一つ動かさず、もし失敗しても痴漢集団が一つ壊滅するだけで自分に害がないならそれでいい、と言った。
一年の頃から仲の良い友達だし、真面目で優しくて頼りになる美咲が憧れでもあった。
だから、なるべくひどいことはしたくなかった。
そこで、別の高校に通っている中学時代の友人から聞いた会員制の痴漢サイトを思い出した。
おじさんばっかりの集団だけど、すごく気持ちよくしてくれるし会員制だから変な人もいなくて安心だよ、と彼女は言っていた。
興味があると連絡して彼女からシークレットアドレスを聞き出し、葛巻の指示でインターネットカフェからあからさまに美咲だと分かるHNで、『自分の殻を破りたいので痴漢してほしい』と依頼した。
しかし、ただでさえ目立つ美咲はかつて車内で痴漢を捕まえたこともあるため、まず成り済ましを疑われた。
サイトの代表者からネットカフェではなく自宅からアクセスするよう言われたので、パソコンが壊れたからと嘘をついて美咲の部屋から書き込みをした。
よく分からないがそれで本人確認できたらしく、やっと受け入れられた。
美咲の乗る車両と時間を伝え
恥ずかしいので抵抗するが、無理やりしてほしいのだと頼んだ。
もしかしたら美咲はまた痴漢を捕まえてしまうかもしれないと礼子は思った。
葛巻は眉一つ動かさず、もし失敗しても痴漢集団が一つ壊滅するだけで自分に害がないならそれでいい、と言った。