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生徒会長・朝倉美咲
第24章 花火大会の夜
脇屋はぐいぐいと美咲の手を引っ張り、屋台の間をすり抜けていく。
「ね、ねぇ脇屋くん…」
美咲の戸惑いには答えず、
暗がりの方へ向かって歩き続けた。
「ちょ、ちょっと、ねぇ
戻らない?こんな所に」
いるわけがない、と言いかけた美咲の口を脇屋の唇が塞いだ。
「んんッ」
脇屋の胸を押し返そうとするが、強く抱きしめられて動けない。
「んうッんッんんッ」
美咲の唇を無理やりこじ開けようとする脇屋の舌を必死で拒絶する。
(どうしよう、逃げなきゃ)
「いてッ」
美咲は脇屋の足を思い切り踏みつけ、腕が緩んだ隙に突き飛ばして走り出した。
「待てよ、朝倉ぁ!」
振り向かずにがむしゃらに走り続け、神社の境内にたどり着く。
(誰か、誰かいないの!?)
薄暗い境内に人影を探す。
ふいに後ろから抱きすくめられ、悲鳴をあげようとした口を手で塞がれた。
そのまま絵馬棚の影に引きずり込まれ押し倒される。
「むぐうぅ」
脇屋の手が美咲の胸を掴んだ時、人の気配がした。
「ね、ねぇ脇屋くん…」
美咲の戸惑いには答えず、
暗がりの方へ向かって歩き続けた。
「ちょ、ちょっと、ねぇ
戻らない?こんな所に」
いるわけがない、と言いかけた美咲の口を脇屋の唇が塞いだ。
「んんッ」
脇屋の胸を押し返そうとするが、強く抱きしめられて動けない。
「んうッんッんんッ」
美咲の唇を無理やりこじ開けようとする脇屋の舌を必死で拒絶する。
(どうしよう、逃げなきゃ)
「いてッ」
美咲は脇屋の足を思い切り踏みつけ、腕が緩んだ隙に突き飛ばして走り出した。
「待てよ、朝倉ぁ!」
振り向かずにがむしゃらに走り続け、神社の境内にたどり着く。
(誰か、誰かいないの!?)
薄暗い境内に人影を探す。
ふいに後ろから抱きすくめられ、悲鳴をあげようとした口を手で塞がれた。
そのまま絵馬棚の影に引きずり込まれ押し倒される。
「むぐうぅ」
脇屋の手が美咲の胸を掴んだ時、人の気配がした。