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生徒会長・朝倉美咲
第26章 美咲の涙
「君が好きです」
三田は美咲の目をまっすぐ
見つめて言った。
「産休代理とはいえ教師だし
君が弱っているところに漬け込むみたいで気が退けるけど…ただ、僕の気持ちを知っておいて欲しいんです」
美咲は信じられない気持ちで三田の告白を聞いた。
「返事をくれとは言いません
でも、僕がいつも君のことを側で見守っていることは忘れないでください」
「…私、そんなこと言われたの初めてです。お前は一人で大丈夫だっていつも言われてましたから」
三田の手が、美咲の頬にそっと触れる。
「こう見えても僕は大人ですからね。君がどんなに強がってみせても、本当は傷つきやすい女の子だってことくらい分かりますよ」
「私、口煩くないですか?」
「世話を焼かれるのは嬉しいですよ、それが君みたいに
可愛い子なら尚更です」
「…先生、私…」
「返事はしないでください。我慢できなくなります」
三田は美咲の目に浮かぶ涙を唇で拭い
「家まで送ります」
と言った。
三田は美咲の目をまっすぐ
見つめて言った。
「産休代理とはいえ教師だし
君が弱っているところに漬け込むみたいで気が退けるけど…ただ、僕の気持ちを知っておいて欲しいんです」
美咲は信じられない気持ちで三田の告白を聞いた。
「返事をくれとは言いません
でも、僕がいつも君のことを側で見守っていることは忘れないでください」
「…私、そんなこと言われたの初めてです。お前は一人で大丈夫だっていつも言われてましたから」
三田の手が、美咲の頬にそっと触れる。
「こう見えても僕は大人ですからね。君がどんなに強がってみせても、本当は傷つきやすい女の子だってことくらい分かりますよ」
「私、口煩くないですか?」
「世話を焼かれるのは嬉しいですよ、それが君みたいに
可愛い子なら尚更です」
「…先生、私…」
「返事はしないでください。我慢できなくなります」
三田は美咲の目に浮かぶ涙を唇で拭い
「家まで送ります」
と言った。