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性に溺れる私
第5章 【支配する悦び】
「酷くない?助けてあげたのに」
私をいきなりネコの着ぐるみ被せてドラキュラのマントで身を隠し、変な薄暗い部屋に拉致っといてお礼なんて言えるわけないでしょ。
「何のつもり?」
キッと睨みつけたら勢いよくマントを剥がされた。
帽子を戻してくれて段々近付いてくる。
低いロッカーまで追いやられくっつきそうな身体を押して拒んだ。
近付きながら自身も着ぐるみを脱いでジャージ姿に。
「ちょっと何なの?」
髪をすくわれ首筋に顔を近付けてくる。
また噛もうとしてる…!
「ヤダっ!」と肩を押したらクンクン匂われて彼は私を逃さぬよう腰から抱き寄せるのだ。
「ヤった?大樹と…」
わざと挑発してくる姿勢が癪に障る。
そんなに私を怒らせたいの?
「だったら何?穂高くんに迷惑かけてないでしょ」
「何色目使ってんの大樹相手にさ…こんなコスプレまでして」
グリグリ押し付けて来ないで。
ロッカーに座らされそうなくらい密着してる。
ちょっと待って、立て続けはヤバい。
終わったばっかなの。
なんで勃起してんのよ。
相手出来ないってば。
「やめて、離れてってば!どういう神経してんの?」
頭を持たれての無理やりキス。
顔を下げるものなら顎を持ち上げられ、抵抗する手は掴んで阻止された。
舌噛み切ってやる…!
それほど嫌悪感を抱いていたのに強引な舌遣いに抵抗力を徐々に奪われていく。
クソっ……何なのよ、これ。
私から絡めていってしまう。
気がつけば穂高くんの歯列裏まで堪能していた。
唇が離れる頃には目がトロンとしてる。
何も言えなくなってる。
軽々と抱きかかえられ低いロッカーの上に座らされた。
その際に慣れた手つきでショーツを脱がされる。
「ちょっと…!」
「何だ、トロトロに濡れてるじゃん」
そうよ、糸が引くほど濡れてる。
今の穂高くんには見られたくなかった。
当たり前のように指を挿入してきて掻き回すのに抵抗はないなんて私もどうかしている。
ムカつくけど……手マン上手い。
片手でクリトリスも同時攻め。
激しい腕にしがみつくほど感じてしまっているのだ。
「あっ……ダメ、イクかも」