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性に溺れる私
第7章 【交錯していく欲望】
「え、これ玲奈が作ったの!?」
二人ともめっちゃ驚いてるけどこれくらい普通じゃない?
初めて三人分作ったけど。
和食で良かったかな?
有り合わせで適当に作った親子丼。
ほうれん草と人参の胡麻和え。
豆腐味噌汁。
レンジで作った皮なしコーン焼売。
男子だから唐揚げとかの方が良かったかな?
ごめん、揚げ物苦手で。
油で揚げるの超面倒くさいし。
一人ずつシャワー浴びてもらってる間に即席で作った。
「美味そー!!」とテーブルに着く。
さっきまで3Pしてたとは思えないくらい自然に振る舞えてるね、私たち。
「ふわとろ〜美味!」
「おかわりある?」
「う、うん……よく噛んでね?」
全部美味しいと言ってペロリと平らげてくれた。
後片付けしてたら二人とも手伝ってくれて可笑しな気分。
というより、さっきからずっと感じている視線。
後ろからハグしてきた大樹が首筋にキスしてきて「またしたくなった…」ってお尻に股関を当ててくる。
「エプロン姿とか誘ってるとしか思えないんだけど?」と耀平も横から顎クイしてキスしてきた。
「おい、俺はまだお前のこと認めてないからな」
敵対心剥き出しにする大樹は耀平から私を引き離した。
「そんなこと言ったってさぁ、さっきは俺の方が気持ち良さそうにしてたよ?玲奈は」
「おい、お前は玲奈って呼ぶな」
「ね、玲奈、俺の方が気持ち良かっただろ?」
何言い出してんのよ、子供じみたこと。
「俺の方だよな?玲奈」
大樹もかよ…!バカ。
「いーや、俺の方だね」って煽る耀平もバカ。
そんなバカな男たちが愛おしく感じる私はもっとバカなのかも。
二人に問い質され返答に困る。
ジリジリと迫られ誤魔化しは効かないようだ。
考えたって答え出ないよ。
「わかんない……選べないよ、二人とも気持ち良過ぎて」
声に出して伝えたら恥ずかしくなって一瞬で顔が火照った。
二人の顔見れない。
俯いたら大樹に手を引かれた。
急に抱きかかえられ
「ごめん、もう我慢出来ない」とリビングソファーまで連れて行かれる。