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性に溺れる私
第9章 【甘い蜜】





「え?藍沢さん?」




廊下でバッタリ会ったのは同じクラスの男子生徒。
確か名前は……あ、体操服着てくれてて助かった。
名前書いてある。




「大森くん?どうしたの?」




「あ、いや……バレーボールしてたら突き指しちゃって」




「あぁ、保健室?私もだから一緒に行こ」




「え、藍沢さんは?何で保健室?」




「あぁ……えっと体調不良?」




「大丈夫なの!?俺より深刻じゃん」




「うん、大丈夫。女の子の日だから」




「あっ………そっか」




こうして話すのは文化祭ぶりか?
どちらかと言えば童顔で王子様タイプ……だと密かに私は思っているのだが、特にモテてる様子はない。




「あ………先生居ないみたい。どれ?見せて?」




携帯でググって応急処置を進める。




「多分骨折はしてないと思うから冷やしとくね」




「あ、ありがとう……藍沢さん」




「痛い?」




「ん………ちょっと」




少し冷やした後湿布を貼った。
「はい、終わり」と立ち上がった瞬間、立ちくらみがしてしゃがみ込む。




「藍沢さんっ!大丈夫?体調悪かったんだよね?ごめんね、ベット行こう?立てる?」




「ん……ありがと」




支える手も突き指した手は触れないようにしながらベットまで連れて行ってくれた。
急に立ったからだ。
ゆっくり入って座る。




「先生戻って来ないね……あ、利用名簿書いとくね?」




そう言って行こうとしたから手を取った。
弱ってんの……わかるでしょ?




「先生来るまででいいから…ここに居て?それだと授業出れないでしょ?」




「え………あ、はい」




手を握られたまま立ち尽くす大森くんを引き寄せ同じベットに座らせた。




「わわっ、ごめん!」




「いいの、このままで」




「あ………えっと」




目が泳いでてオドオドしてるの可愛いよ。
でも今はそんな余裕ないかも。




コツン…と大森くんの肩に頭を乗せる。
体操服はハーフパンツだから素足が見える。
ゴツゴツした男の子らしい脚。
握った手の指も関節が太くてつい恋人繋ぎしてしまう。




「あ……あの、猪俣と付き合ってるんだよね?」




「そうだよ……ダメ?」













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