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性に溺れる私
第9章 【甘い蜜】





裸にしたら服を洗濯機へ入れて洗う。
乾燥まで一時間弱。
浴室へ放り込んだのにシャワーの音が聞こえてこない。
え、出し方わかんないかな?とノックして扉を開けたら。




引き締まった背中の筋肉にドキッとさせられた。
ポタポタと前髪から雫を垂らしながら顔だけこっちに向いた。
息を呑むほどセクシーで大人の色気がダダ漏れている。




「先生、早く浴びなきゃ」




わかりませんか?と中に入りシャワーのお湯を出した。
その瞬間、壁に押し倒されて強引にキスしてきた先生。
シャワーヘッドが傾いて2人の身体にかかってしまう。




有無を言わさず両手も壁に押さえつけられ激しく舌を絡ませてくる。
服………私も濡れちゃった。
パーカーのジッパーを外されその場で脱がされる。




手が自由になったので下に着ていたTシャツは自分で脱いだ。




「私もうシャワー浴びた後だったのに…先生のせいでまた浴びなきゃ」




手は首に回ってキスの続き。
ブラは先生に取ってもらった。
温かいシャワーを浴びながらとろけそうな愛撫を受ける。
ヤバい……止まらなくなるよ。




「先生……部屋に行かないとゴムない」




「わかってる………あと少しだけ」




そう言ってなかなか解放してくれない。
沈む頭に悶え続けるのだ。
充分に慣らされた後。
互いに拭き合って。




「先生の余裕ない顔…初めて見た気がする」




「いつも余裕ないよ、藍沢の前だと」




服が乾くまでバスタオルしかなくしっかり腰巻きしてもらった。
私も部屋に行かないと服がないからバスタオル一枚身体に巻いて先生の手を引く。




「ずっと一人なのか?この家で」




広過ぎるこの空間で…という意味なのだろう。
親は滅多に帰って来ない。




「はい、そうですよ?あ……でも今は先生が居てくださるので一人じゃないです」




螺旋階段を登り、部屋の中へ。




不思議です。
家の中に先生が居る。
ベットに寝かされ覆い被さる。
学校以外でこんなこと……初めてですね。
いつもよりドキドキします。




「藍沢……止まらなくなる……いいか?」




弱ってる日に私を選んでくれたことが嬉しい。
会いたい……その一言だけで報われる。




「愛してください……先生」













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