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性に溺れる私
第11章 【ハメ撮りの果てに見える世界】
席替えをして新しく隣になった男子に間違えている問題を教えてあげたら凄く感謝された。
人付き合いは得意な方じゃない。
親しくなったらそこからは異性だと親密になりやすいかな。
あ、でも彼女持ちには手を出さないよ。
言い寄って来ても無視。
その辺は面倒くさいことにならないよう線引きはしてるつもり。
って言いながら妻子持ちには手を出してしまったけどね。
先生は………本当ごめん。
携帯も替えたから一切連絡取ってないしまさか京都に居るだなんて思ってもみないだろうな。
「藍沢さんって彼氏居る?」
クラスの女子に囲まれてしまった。
気まずいな、やっぱりそういう話題って出るよね。
「いや……居ないけど」
「東京では居た?」
「うん…」
「そっか、別れちゃったんだ!」
「え………うん」
やたら大きな声出すから何か可怪しい。
「だってさ、黒川」って同じクラスの男子に向かって言ってるから問い詰めたら彼氏の有無を聞いてほしいって頼まれたんだって。
自分で聞きなよって怒られてる。
真っ赤になってる黒川くんには悪いけどちゃんと釘を差しておこうと思う。
「彼氏は居ないけど……もう当分はそういうの要らないかな」
「え、何?まさか元カレにトラウマがあるとか!?」って心配されたけど否定しておく。
軽く見られても困るだけ。
必死で抑えてる性欲が今にも爆発しそうなんだけど今はまだ耐え時。
転校してきてから何故かモテる。
今週だけで知らない人2人から告白されている。
「ごめんなさい、誰とも付き合う気はないので」と断り続けているがわざわざクラスにまで来て私を見に来る男子も居たりして。
「藍沢さん、一緒に写真撮って!ツーショットで!」
放課後、廊下で違うクラスの男子数人に声をかけられた。
こんな時の丁度良い断り方は
「ごめんね、今から塾なの」と急いでる感を醸し出す。
実際、主席で大学を入学卒業出来るように塾には通い出している。
「あ、そっか……」とあからさまに肩を落としているからこっちが悪いことした気分。
東京に居た頃なら彼氏居るからって堂々と断ってただろうけど。