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性に溺れる私
第11章 【ハメ撮りの果てに見える世界】
「じっとしてて……」
顔をこっちに向けさせたらもう私から唇を重ねてる。
怯む隙きも与えない。
「んんっ…!」
舌を割り入れたら固まっちゃったよ。
「もっと舌出して…」
「え……」
「いいから出して…」
素直に従うよね……いきなりこんなディープなキスで困らせるのが好きなの。
テンパりながら段々と理性失っていく課程が楽しいでしょ。
嗚呼………やっぱりこうしてると落ち着く。
禁断症状が和らいでいく。
結構長めに絡ませた後。
もう目が虚ろになってるね。
「キミって…童貞でしょ?」
「う、うん……ごめん、下手で」
「ううん、ごめん…童貞だってわかったら自分色に染めたくなる…抑えきれなくなるからもう行って?逃げるなら今だよ」
「えっ……でも」
股関を握り締め背中を丸くしてる。
あぁ……今のキスで勃起しちゃったんだ。
「私……こういうの簡単にしちゃう女だからやめといた方が良いよ?初めてはちゃんと本気で好きになった人としてね?」
今度は私が立ち上がる。
「行かないで…!」
手を掴まれ呼び止めてきて、このまま放置しないで…と懇願される。
ファーストキス奪ったくせにって女かよ。
「さっきのキス…何?忘れられそうにないんだけど…」
え、責任取った方がいいの?
手、離してくれないんだけど。
とりあえずもう一度座る。
「ファーストキス奪っちゃってごめん」
ブンブン首を振って真っ赤になってる。
「もう1回……して欲しい」
「戻れなくなるよ…?言っとくけど私、ムシャクシャしてるからキスしたの。1回ポッキリの関係で終わりだよ?その後期待されても困るから……それでも良いの?」
黙りこくって考えてる。
冷静にならなきゃ、お互いに。
「俺は……藍沢さんが好きだよ」
「だから何をもって?そんなに話したことないし知らないことばっかじゃん」
「でもさっき初めては本気で好きになった人としてねって!だから!」
ダメだ……煽った私が悪いパターンね。
キミがチャラ男だったら良かったのに。
何か、真っすぐ気持ち伝えてきた相手の童貞奪うのはちょっと気が引ける。