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性に溺れる私
第11章 【ハメ撮りの果てに見える世界】
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卒業間近になってやたら呼び出される。
学年関係なく。
え、何?告白ゲームでも流行ってんの?
振られるってわかってる人は友達になってくださいって言ってくる。
超絶面倒くさい。
大学受かったからって遊べれる訳じゃないんだよ、こっちは。
色んな自分の時間配分が削られていく。
無理、吐く、ストレス。
「ごめん、そういうの全部断ってるから」
泣きそうな後輩には頭を抱える。
勉強で忙しいから構ってあげられないの、ごめんね。
卒業式の日にはボタンくださいと予約までされた。
え、私……女ですけど?
卒業式当日。
たったの10ヶ月あまりのこちらの生活だったので仰げば尊しを歌っても何も響くものはない。
頭の中では東京での暮らしを思い浮かべていた。
大樹や耀平も卒業式なのかな。
進路はどうしたんだろう。
私が居なくなって……追試とかにならなかっただろうか。
どんな想いで卒業式迎えてる…?
ごめんなさい。
こんなふうに思い出してるのも無責任だよね。
自分勝手で我儘で。
振り回してばっかだったね。
寛太くん………元気かな。
今日という日は、ほんの少しだけ思い出に浸らせて…?
あれだけ毎日のように身体重ね合わせて性に溺れまくってた私。
生理の日以外は誰かが私に挿入してた。
今思えば滑稽だったな…って思うよ。
どんだけセックスしてんだよ。
腰振って楽しかった?
しゃぶって楽しかった?
2人…3人…相手して幸せだったのかな。
支配する事で満足してた?
支配される事で悦んでたの?
性奴隷なんて……本当になりたかったの?
虫ケラのように扱われて犯される。
それに興奮して沼から抜け出せなくなってた。
鬼畜なプレイであればあるほど愛されてる気がしてた。
私はどれだけ………先生を苦しめていたんだろう。
きっと毎回、心が削れる想いをしてきたよね。
最後の最後には私の性奴隷になるとまで言わせてしまった。
離れてやっと気付けたの。
先生をあんな風に繋ぎ止めておきたかった訳じゃない。
本気になるのが怖かった。
それはきっともう本気で好きだった証拠なんだろうけど。
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