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性に溺れる私
第11章 【ハメ撮りの果てに見える世界】
好きになった人には妻子が居て……
初めて辛いと思った。
遊びなら良いかって軽い気持ちが全然軽くならなくて次第に言うことを聞かなくなっていくんだよ。
無理な恋愛にハマる自分が許せなかったの。
だから……だから犯してと言った。
歪な関係なら支配出来ると……支配もしてもらえると。
もうがんじがらめになって身動き出来なくなっちゃったよ。
離れて……もっと恋しくなったのも事実。
勉強に没頭する事で気を紛らわせた。
有名大学にトップクラスで合格出来たよ。
先生が居たら喜んでくれただろうか。
今日、高校を卒業します。
春からは大学生になって医学部でまた勉強に励む日々になるんだろうけど、いつも胸の中には先生が居ます。
勝手に想わせてください。
新しい彼氏なんて当分出来ないと思います。
先生と離れて……まだ誰ともセックスしてないなんて信じてもらえます?
挿れる直前まではいったことあるけどその先が無理でした。
完全にこじらせちゃってますね。
ウケる。
セックス依存だった私が1年近く誰とも性行為してないなんて。
意外と過ごせるもんなんだなって。
どうしよう、このままずっと誰とも出来ない身体になったら……
先生、責任取ってくれます?
なんて、冗談です。
お子さん、大きくなりましたか?
2人目……出来てたりして。
あまり考えたくないけど夫婦仲が上手くいってますように。
調停だなんて……考え直してもらえましたよね?
もし、また何処かで出逢えたなら。
すっごい敏の良い女医になってると思います。
いや、なります。
白衣着て誘惑くらいはしてあげる。
コスプレではなく本物で女医プレイも良いかもね。
先生以上に想える人……この先出逢えると良いな。
「卒業生退場!」
花道を通りたくさん祝福されて卒業式は無事終わった。
保護者たちが帰った後も残る生徒たち。
勿論、私の両親は欠席だ。
端から卒業式の日程など知らせていないし。
「藍沢さん、写真撮ろうよ」
そう声を掛けられクラスメートと並んで撮る。
男女混ざって撮り合ったり、クラス全員でも撮った。