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性に溺れる私
第2章 【先生の監視】
またお仕置きされるかも知れない。
そう思ったら再びゾクゾクした。
「サヨナラ」と頭を下げる。
三人で帰る帰り道。
すぐにメッセージは届いた。
(明日朝7時生物室)
子宮が疼きます。
先生も我慢出来なくなってる。
それが嬉しい。
求めてもらえる。
明日までの待つ時間が罰なのかも。
これを見て濡れていること、先生はきっとお見通しだ。
帰ったら今度は猪俣くんからメッセージが届いていた。
(さっきはごめん!また話そ!)
メールは得意な方ではない。
だから滅多に返さない。
最初は返せよってよく言われたけどそろそろこんな人間だって理解してくれているだろう。
立て続けのスタンプも正直ウザい。
だから既読無視してあげる。
早朝7時。
学校には運動部の朝練くらいしか人は居ない。
足早に生物室へ向かう。
もう明かりはついていた。
扉の前で立ち止まる。
本当にこの中に先生は居るのだろうか。
何気にこんな朝早い学校って初めてなんだけど?
軽くノックして入室した。
入ってすぐ先生のデスクがあって、奥にもう一室部屋がある。
そこの中扉は開いたままで吸い込まれるように奥へと足を進めた。
「先生…?」
ソファーのある応接室になっている。
先生の姿が見えない……と思ったらフワッと後ろから包まれた。
大好きな匂いが鼻を霞む。
「おはよう、待ってたよ」
耳元で先生の吐息を感じる。
「煙草吸ったでしょ?」
「悪い、嫌いか?」
振り返り向かい合う。
朝一番に見る先生の顔は少し眠そう。
静かに首を振る。
「好きです……」
今後、この匂いを嗅いだら必然と先生を思い出すんだろうね。
匂いで記憶は蘇るから。
「朝から勃つこと言うなよ」
そのままソファーにゆっくり押し倒され唇は重なった。
用心深く鍵は中から施錠してる。
電気も消して気配も消して二人きり。
「朝だからゆっくり堪能したいところだけど」
嗚呼……眼の色が変わった。
低い声にゾクゾクする。
やっぱりお仕置きなのだろうか。
そっと頬に手を当てる。