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性に溺れる私
第3章 【先生への逆襲】





「玲奈からして…?そしたらちゃんと戻るから」




初めてを経験するとこうもハマるものなのか。
ちょっと与え過ぎてしまったかな。
そっと重ねて舌を割り入れる。
そんなに欲しいならあげるけど……




キスで止まらなきゃならないこっちの身にもなってね。




「こっから先はまた今度…」




「う、うん…」




「戻ろう」




「あ……いや、玲奈先に戻ってて」




「えっ?うん…わかった」




動けないんだよね……変に脚組んじゃって。
気付かないフリしてあげるね。




別々に戻った私たちに周りはソワソワしてたけど、ひとつ進んだ二人は二人にしかわからないアイコンタクトで見せつける。




淡々と先生の授業受けて彼氏と見つめ合って会話する。
急に配られた小テストにクラスはブーイングだが私の気を引く為だってわかってる。




誰よりも早くテストの解答を書き終えるから。
でも今日は皆が一斉に解き始めた瞬間に先生を見つめてあげた。
真っ直ぐジッと私を見てる。




眼鏡の奥の冷たい瞳で服を一枚ずつ脱がされている気分。
椅子に深く腰掛けて脚を組み直す。
頬杖ついてる指を甘噛みなんかして。




しばらく見つめ合ったらフッとあざ笑いペンを持った。
こんな挑発初めてだね。
解答を書き終える寸前で静かに携帯が震えた。




見なくてもわかる。
先生からでしょ。
メールしてもOKになったの?
あざといね。




子ども生まれたんでしょ…?
いいの…?こんな事して。
そっか、産後すぐだから抱かせてもらえない…?
それとも奥さんじゃ抱く気ない…?




こんな真面目なテスト受けさせといてさ、頭の中ではもう私のこと犯してるの…?
どんな酷いことしてるの…?
楽しみだね。




テストを回収した後メールを確認する。




(放課後、図書室)




へぇ、今日は誰も使われていないんだ。
もう我慢の限界…?余裕なさそうだね。
それからは一切目を合わさずに授業が終わる。




返事なんて返さない。
返したこともない。
全てに従ってきた。
どんな急な呼び出しも対応してきた。
先生だけを信じてこの身を焦がしてた。




当たり前だった境遇が突如終わりを告げたら…?
指示に従わなくなったら…?













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