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性に溺れる私
第3章 【先生への逆襲】





どんな仕打ちが待っているんだろう。




案外早く求めて来るのね。
もう少し時間欲しかったけど……
まぁ、盛りのついた彼なら上手く乗ってくれるでしょう。




「え、図書室に忘れ物?」




「うん、着いてきてくれる?」




「わかった」




放課後、今日は部活動のない日で先生はそれを知らないのかも。
知ってて誘ったのなら彼をどう撒いて会いに来るのか試されたのかな。
どっちにしろ先生の頭の中のどのパターンでもない。




廊下の人だかりがなくなったら私から指を絡ませる。
曲がり角に差し掛かったら壁に押し倒されぎこちないキスを繰り返す。
誰も見ていないだろうけどね。




「びっくりした……見られてたらどうすんの……バカ」




「ごめん……玲奈可愛過ぎて抑えるの無理かも」




嬉しいこと言ってくれるね。
昼間キスしたばっかだもんね。
帰り道では人の目があるしこんな事出来ないから余計だ。
かなり興奮してくれてる。




「忘れ物……取りに行かなきゃ」




「うん……まだ……もう一回」




近付いて来る顔。
わざと拒まない。
私のキスに溺れて欲しいから。
でもまた勃っちゃうよ…?大丈夫…?




必死に抑えてる……ガンバレ。
中に入ったらもっと攻めてあげるね。
今は好きにして良いよ。




「あっ……」




お尻に手が回って撫でられた。
急に大胆……唇が離れて我に返ってる。
恥ずかしそうに目を逸らして。




「ごめん……つい」




こんなに欲情してくれてるなら煽ろうか?
その方が手っ取り早い。




ギュッとブレザーの胸元掴んで上目遣い。




「こんな場所じゃ…ヤダ」




「あ………うん」




「来て……」




手を取り向かう先は図書室。
誰も使われていない時間帯。
でも鍵は開いてるの。
何でだろうね。
明かりもついていないまま入ったら中から施錠する。
それがルールなの。




「え、電気どこだっけ?どこに何を忘れたの?」




背後からキョロキョロした大樹くんが普通に話すトーンで私に聞いてきた。
きっと先生は奥に居る。
でも出て来ない。
出て来れないのだろう。
だって大樹くんも一緒だもん。














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