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性に溺れる私
第4章 【魅惑的な四角関係】
「満足した?もう戻って」
外からホイッスルの音。
ラスト一周を合図する音だ。
それに気を取られ窓の方に顔を向けた。
そんなの許すタイプじゃないよねキミは。
手が伸びて顔ごと向けられて。
またムッとしてる。
「玲奈、今はアイツのこと考えんな……」
グイッと抱き寄せられ強引なキス。
嫌いじゃないけどがっつき過ぎ。
余裕ないの…?
別に何処にも行かないのにさ。
嫉妬してくれてんだね。
でもそれは永遠に続くのよ。
二番目はずっと嫉妬や独占欲にがんじがらめになるの。
幸せなのは一瞬だけ。
後は悲しい連鎖。
長い時間、キミは耐えれるの…?
ブレザーのボタン外したね。
私の舌吸いながらブラウス越しに胸を触ってきた。
「意外と大きいね…着痩せするタイプ?」
そう言うキミも手つきがぎこちない。
不意打ちで首から引き寄せチュッと重ねる。
「そうやって言ってあげたら女の子喜んできたの?」
「えっ…!?」
図星だな。
手が止まるくらい焦ってるよ、ウケる。
耳元でそっと教えてあげるからね。
「そういうのは…全部脱がしてから言うもんだよ」
「あ……」
恥ずかしそうな瞳と合って意味のない笑顔。
「でも勇気出してくれたからほんの少しだけ続きさせてあげる…」
「え……」
穂高くんの脚の間に入って「シーだよ」と二人だけの秘密を共有しながら。
首に手を回したら小さな声でこう言うの。
「キスしてる間だけね…?」
ドキドキだね、こんなシチュエーション。
カーテンに隠れてイケナイ事してさ。
私からキスしてキミの手を再び胸に。
優しくだよ……経験あるでしょ?
童貞くんみたいに激しく揉まないで。
乳首当てれるなんてやっぱ遊んでるだけあるね。
気持ち良いよ……もっと絡ませてあげる。
少し気分が乗って手が下に降りて一緒に彼の胸を撫でながら舌を吸う。
もっと欲しいって顔……するんだね。
糸が引いた唇をまた重ねる。
ソワソワしないで、わかってる。
こんな固くして……ヤバいね。