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性に溺れる私
第4章 【魅惑的な四角関係】





「ちょ、ちょっと待ってよ」




情けない声でウケる。
慌てて教室に戻ったら友達にも大樹にも心配されてて。




「ごめん、急に生理なって保健室でナプキン貰ってた…ついでに薬も」




「そうだったんだ、急にだと本当困るよね!ていうか耀平も居なくなったから会わなかった?」




「そうなの!?いや、会ってないけど」




塗り固められていく嘘に少し心苦しくはなるがトップシークレットだけは守らなくてはならない。
だからごめんね、皆。
大樹もごめん。




「お腹痛いって言ってたからトイレ籠もってんじゃないの〜?」なんて笑われてるよ。
つられて笑う私はどこか欠けている欠落品なのかな。




人と同じ感情が持てないの。
平気で浮気する。
平気で複数人に抱かれても被らなければ良いと思ってる。




先生も言ってた。
「こんな見た目なのに淫乱なんだな」って。
相当ギャップはあるらしい。
裏切りそうにないタイプだと周りが勝手に創り上げてくれているからむしろラッキーなんだ。




おぞましいね。
自分でも自分がわからなくなる時がある。




愛して欲しいのに………




根底ではそう願っているの。
愛されたいだけなんだ。
その相手が複数人居るだけ。




それの何がイケナイの………?
























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