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性に溺れる私
第5章 【支配する悦び】





休憩に入る予定だったからウィッグは外してセーラー服からジャージに着替えてるけどメイクは残ってるから笑える。




夕方まではこの格好だ。
どうせ後で休憩入るんなら…とメイクチームに耳打ちされた事案。




「え、いや……それは」




本当にするの?言ってないんだけど。
しっかり用意されてたコスプレ。
いち早く今朝着させてもらったけどね。
先生と使うには際どくて良かったけど、大樹にはまだ早いんじゃないかなぁ。
結構なミニ…ですよ。




他のメンバーも婦人警官になって彼氏とイチャつくらしい。
皆もその彼氏には言ってないって。
サプライズですか。




ピークがようやく一段落して休憩時間になった。
「ちょっと待ってて」と大樹に伝えた後メイクチーム総出で私のヘアメイクに取り掛かられた。




「え?皆は?」




「一気に休憩取れないから私らは後夜祭で着替えるね?とにかくずっと働いてくれてた玲奈ちゃん、たっぷり彼氏とイチャついてきて〜!」




あれよあれよと髪をセットされて、預かってなかった縄?まで。
飾り紐と言って片方の肩に装着するみたい。
斜めに帽子を被らされ少し緩めのネクタイ。




両肩、両胸にワッペンがついてて可愛いんだよ青シャツ。
黒のミニスカートにパンプス。
手錠を手に持つ。




「ていうか玲奈ちゃん、めっちゃスタイル良いじゃん!何なのこのバスト!くびれ!脚長っ!」




これはミニスカートのせいだよ。
身長は164センチでそんな高くはない方だと思うけど、こういう格好した時には目立つスタイルではある。
全身鏡で見て照れながらも心の内では自画自賛。




「これヤバいね……玲奈ちゃんエロ……他の男子もときめいちゃうんじゃ……」




「それならこの作戦大成功だよ!さっさと消えちゃえば猪俣も許してくれるでしょ」




さっさと消えちゃえばって……他人事な。
大樹……怒んないかな?
他の男子数人も同じ休憩組。
その中にこの格好で行かなきゃならない。




休憩スペースなんてカフェの隣の教室で廊下も通んなきゃならない。
人がうじゃうじゃ居るよ〜!













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