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第1章 初めての彼女を脱糞させて

僕は恐怖のあまり、少しオシッコをチビってしまった。

そして暴れまくっていた、すずちゃんが急に静かになった。
そして、すすり泣く声が聞こえてきた。

やった、ミッション成功か？
僕はすずちゃんの表情を見ようと助手席に顔を向けた。

その瞬間、この世のものとは思えない、悪臭が鼻を攻撃してきた。
僕は呼吸困難に陥った。

あやうくハンドル切り損ねて壁にぶつかるかと焦った。

車内に充満する、腐ったような臭いに、僕はゲロを吐きそうになる。
すずちゃんは、いい必殺技持ってやがるなと僕は感心した。

殺人級の悪臭に僕はたまらず、窓を開けようと思い、パワーウィンドのスイッチを押す。
しかし窓は開かない。
カチャカチャと何度も押してみたが窓は開かなかった。

おそらく、すずちゃんが助手席で鬼のように暴れた為、どこかの配線がおかしくなってしまったのだろう。
僕はすずちゃんの道連れ作戦にまんまと嵌められた。

あの激しく暴れている時から、これを見越していたなんて、敵ながらアッパレだ。

おそらく、直接攻撃を受けた助手席のシートは全取っ替えになるだろう。

しかし命懸けのミッションには犠牲もある程度必要だ。

僕はまたひとつミッションをクリアしたことを喜んだ。

僕は、次のミッションに取りかかる事にした。