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見られたせいで。
第2章 聞いちゃった
 少しでも腕の力を抜くと身体がずり下がり亀頭が子宮を押し上げる。必死でしがみつくのを無視してわざと振動を与えるようにして室内を歩く。所謂駅弁というやつだ。宙に浮いてる様な不安定さと高い密着度。そして今までで一番深い挿入。それらが相まって押し寄せる快楽に若葉は怒っていたことを忘れて悶え哭いている。やはり女を黙らせるのには下の口を塞ぐのが一番だな。鬼畜な事を考えながら若葉の軽い体重と祈りを聴いてくれた何処かの神様に感謝する。あと6kgも重たかったらとてもじゃないが出来ない体位だ。少しジョギングでもして身体を鍛えようかな。フッ、思うだけなら只だ。俺は俺の事をよく知っている。明日も出勤ギリギリまで寝て、帰って来たら就寝ギリギリまでウダウダゴロゴロしてるに違いない。
 駅弁を始めて5分が過ぎそろそろ降ろそうかと考えてるとインターフォンが鳴る。電話から30分か。モニターに映る顔を見て時計を確かめる。俺は駅弁のまま玄関に向かい鍵を開けて戸を開く。ドア前に立っていた来客三神愛美は俺の格好を見て息を飲み慌てて中に入ると施錠する。若葉は第三者の登場に狼狽えるが今の姿勢では何も出来ない。男に貫かれながらも四肢を使って必死にしがみついてる姿を晒して湯気を吹きそうな位真っ赤になっている。せめてもの抵抗に悲鳴でも上げようと大きく息を吸うがそれも不発で終わった。施錠するなり愛美はその場で土下座した。
 「お楽しみの邪魔をして申し訳ございません。お許し下さい。」
 それを無視して回れ右して奥に向かう。俺の肩越しに若葉には土下座を続ける愛美の姿が見えてるだろう。
 「ポチ!ついて来い」
 下された命令に従い尻を高く上げ膝を着かない四つん這いで後ろからついてくる。これはいつもの事なので見なくても判る。俺はチンポを抜いて若葉をベッドに座らせる。毛布で身体を包み肌を隠す若葉と対象に俺は愛液で濡れそそり立つ肉棒を誇示しながら大きく股を開いて若葉の横に座る。愛美は犬の姿勢のままこちら、正確には俺のチンポを注視している。今にも涎を垂らしそうだ。
 「先生。誰?」
 俺の背に隠れ顔以外を見知らぬ客から隠しながら問う若葉の頭を撫でながら命じる。
 「ポチ!何時まで人間の真似をしている!」
 「ワン!」
 
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