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見られたせいで。
第3章 増えちゃった
 「力ずくでいいから誰か私を抱いて」
 思考が暴走た。自棄になった頭では冷静な判断が出来ない。苦しむ私を助け出しに優しい王子様がやってきて凍えた心を暖めてくれる。今時少女漫画でもみないシチュエーションを本気で夢見た。基本的に男は攻める存在で女は受ける存在だ。精神論は違うかもしれないが男女の性器はそれを象徴する形をしている。京花は自分の軽率さを悔やんだ。胸を揉もうと膣に指を入れようと眉一つ動かさない。単純作業をこなすように身体を弄ばれる。こんな悲しい愛撫でも続けられたらいつか心を裏切って身体は反応してしまう。オマンマンの中の指が入口付近の壁を擦れば子宮の奥からジーンと痺れが腰に抜ける。乳首を弄られれば脳ミソをシェイクされるような快楽に何も考えれられなくなる。嫌だ。私の身体は春人と和尚が愛おしんでくれた身体だ。こんなロボットに渡したくない!自由にならない身体が悔しい!涙がとめどもなく流れる。泣くことしか出来ない自分が悔しい!誰か助けて!
 「和尚様助けて!和尚様!京花良い子になるから!助けて!和尚様!」
 京花の意識はここで闇に落ちた。

 俺の胸に力無く崩れ落ちた京花を抱き止めながら焦りまくっていた。まずい。やりすぎた。最初は少しだけ脅かして恐い大人が多いから軽率な事をするなと嗜めるだけのつもりだったのだ。それで全てが解決するとは思ってないが恐い男の存在を身をもって知れば野外で男を誘うためにオナニーするなるて愚行は控えるのではというのがコンセプトだったのに。トイレの中で肢体を晒しつつ全てを諦めたような顔を見て怒りが沸いた。中学生がしていい表情ではない。人生に見切りをたけた老婆の顔だ。全身をやり場のない怒りが駆け巡る。ここで俺は失敗したのだ。怒りの矛先をあろうことか京花自身に向けてしまった。あまりにも憐れな京花の姿に入ってはいけない形でサディストのスイッチが入ったのだ。
 ろくに社会経験を積んでない未熟な若造が誰かを助けれると思い上がった結果がこれだ。いや、間違いは思い上がった末他者の知恵と力を頼る事を思い付けなかった点だろう。
 えぇーい。反省は後だ。先ずはここを離れる事だ。意識のない京花になんとか、服を着せ背負う。このまま俺の部屋に行くにも距離があるし目立つ。タクシーは当然ダメだ。あ!竹刀や道着もあるんだった。踏み台どうしよう。何も考えつかないまま山門に着いた。
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