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見られたせいで。
第3章 増えちゃった
 「俺の中で若葉は俺だけのものだが、俺は若葉だけのものではない。」
 見事に女を馬鹿にした愚かな男の台詞だ。だが、これが本心なのだ。
 「だからもし京花がここに通いたいと言うなら拒む気はない。」 
 拳骨3発までは黙って受ける覚悟をしている。が、襲っ来たのは深い溜め息だった。 
 「先生最低!あぁ~あ。なんで先生なんか好きになっちゃったかな。」
 よかった。まだ好きと言ってもらえるらしい。

 京花を連れて愛美と若葉も帰っていった。愛美の車で京花の家に行き親に挨拶してこの三人でお泊まりしたと刷り込むそうだ。こうしておけばこれから後、新しい友達若葉と遊ぶという名目で出歩きやすくなるという計算だ。三人共に同じボディーソープとシャンプーを使わせたの愛美の発案だ。海千山千というか遣り手婆というか。恐れいりました。
 その愛美がアポもとらずに俺の部屋に来たのはそれから五時間後。日曜日の十八時頃だった。
 「私、店長さんに抱かれました。」
 玄関で正座するなりこう告げられた。それについては予想していた。蝋泪ブラの撮影会の後、店長と二人きりになった後の話だろう。
 「そうか。それでどうしたいんだ?」
 愛美が俺と縁を切りたいというのなら仕方がない。愛美との関係を示す写真動画が全て入ったUSBメモリーを渡しパソコンのデータは愛美の目の前で消去する。いつ別れを切り出されても良いように準備だけはしてあるだ。
 「亭主以外の男性に抱かれた身体ですが未だ奴隷として飼っていただけませんか?」
 これは予想外だ。新しい男が出来て俺を見限り三行半を突き付けられるのかと思っていたのに。
 「店長とはうまくいかなかったのか?」
 「店長さんは私の寂しさを埋めてくれました。でも身体の疼きは埋めれませんでした。」
 店長は大きな括りで言えば変態だ。盗撮盗聴覗きが趣味。その延長のヌード撮影会。
 一方の愛美は露出狂。これだけ書けば趣味の相性ピッタリとなるが愛美の本質は精神的肉体的苦痛を甘美に感じるマゾヒストだ。露出狂はその一角にすぎない。
 亭主は単身赴任で何ヵ月も顔も合わせてない。性癖を知る俺はロリコンでマゾの血は満たせるが女としては扱ってかれない。そして、逃げ込んだ先の店長は優しすぎた。
 「京花嬢の言葉を借りたら幸せなセックスでした。でも心と裏腹に身体が子宮が疼くんです。」
 
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