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見られたせいで。
第1章 見ーちゃった。
 ファーストキスで突然大人のキスを教え込まれ既に舌を絡める事に夢中だ。唾を飲むなど平気だ。口を離すと舌を出したまま未練がましく俺の舌を求めてくるが無視してスカーフを奪う。若葉は自分から手を後ろに回して胸を張る。左手で胸に悪戯しながらフロントファスナーを焦らすようにゆっくり下ろす。前身頃が開いて白い肌が見えてくる。乳房を守っているのは使用感のない純白のスポーツブラだ。ファスナーが外れ一枚の布に化けたセーラー服は肩から抜かれ床に落ちる。
 「可愛いブラだな。もしかして新品か?」
 若葉は恥ずかしそうに小さく頷く。今日は裸に剥かれる覚悟をしてきたのだろう。憎い仇とはいえ使い古した下着は見せたくなかったのだろう。もしかしたら仇ゆえに見せたくなかったというのが正しいのかもしれない。
 「万才しろ。」
 若葉はブラを取りやすいように両手を上げる。俺の手がブラに掛かる前に唇が露になった脇の下を襲う。チュパチュパ音を立てて吸い付きキスマークを散らし擽ったがるのを無視して窪みに舌を這わす。思わぬ奇襲攻撃に戸惑っていたがふと気付いたのだろう腕を下げて脇を隠そうとする。
 「そこ汚いから舐めちゃダメ!」
 汚い?あぁ。汗の事か。確かに少し臭うし味もショッパイ。が、女子中学生の分泌物だと思えばシャネルの五番より芳しくアムリタより美味だ。
 「万才!」
 再度の命令になにかしらブツブツ呟きながらも両手を上げる。脇舐め再開だ。暫く唇を這わせたり舌先で舐め回したりしていると若葉の声の質が変わった。擽ったさに慣れてその先に快感を得たのだろう。先程から太股を擦り合わせて何かしらに耐えている。
 期待を裏切ってお預けにしていたがブラの下側に指を掛けて一気に引き抜く。ブラによって持ち上げられた小さい双丘がゴム毬の様に弾んであるべき位置に戻る。相変わらず上を向き自己主張する乳首が素晴らしい。まだ生暖かいブラを鼻に付ける。新品とあって匂いは薄いが微かに桃のボディーソープの移り香がある。目の前で外したばかりの下着の匂いを嗅がれ子供の喧嘩ぐるぐるパンチみたいに腕を振り回しブラを奪還しようとするが如何せんリーチが違いすぎる。若葉の乳房を鷲掴みにし伸ばされた俺の腕の方が断然長い。ブラの匂いも薄れからかうのにも飽きたので机の上にブラを置き背後から抱きつく。首筋から耳へ掛けて舌を這わせ、息を吹き掛け、甘噛みする。
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