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見られたせいで。
第4章 食べちゃった。
 昼休みともなるとそれぞれのグループで集まって遊びに出て教室は閑散となる。残っているのは窓際の席でお昼寝している皐月と男子のグループ一つだけ。この年頃の男の子の話題と言えばA子の胸が大きいとかB美とエッチしたいとか性に関する物が大半だ。存在自体が空気扱いの皐月が居てもお構い無しだ。男子は気付かなかったが皐月だって性には興味津々だ。耳をダンボにしながら盗み聞きしてこっそり股間に手をやったりしている。今日のネタは一人が神社の裏で拾ってきたSM雑誌だった。いつものお子様レベルではない。大人でもディープで特殊な世界だ。興奮しきった男子達の口から出る「ロープ」「蝋燭」「鞭」という断片的な言葉が皐月の脳に刷り込まれる。
 その日皐月は珍しく寄り道をした。行き先は男子の話しにあった神社の裏だ。そこに古いボロボロの建物があってその縁の下に何冊も捨ててあるという。道々人が居ないのを確認しながら件の建物に行き縁の下を覗くと雑誌が十冊程山になって置いてある。一番上のを取ると表紙には綺麗な女性がロープで縛られて妖しげなポーズを取っている写真が大きく載っている。心拍数が上がり呼吸が苦しくなる。皐月はもう一冊取ると二冊を鞄に入れ早足でその場を去った。心臓はバクバクいってるし呼吸も荒い。端からみれば重病人だ。後になって考えるとどこをどう通って帰ったのか記憶がない。兎に角無事に帰り着き施錠すると冷蔵庫から麦茶を出して一気に呷る。自室に入ると制服を脱ぎ着替える。上はブラジャーの透け防止に着ているタンクトップ、下はゆったりとした短パン。間違っても外に出てはまずいレベルのラフな格好だ。
 皐月は鞄から二冊の本を取り出す。一冊は先程の縛られた女性の表紙。もう一冊は身体中に書かれた落書きをチンチンして晒している首輪をした女性が表紙だ。雑誌のタイトルは「My lord.(マイ・ロード)」
 やっと話が繋がった。My lord.は俺が記事を載せているWeb My lord.の母体だ。当然誌面には宣伝とアドレスが載っている。
 ページを捲ればいろんな女の人が縛られたり叩かれたりしてるがどの顔も嬉しそうで幸せそうだった。これが気持ち良いの?犬の様に四つん這いで男性の股間に顔を寄せてる女性に自分を重ねる。ジュンと股間が熱くなり濡れた。五年生の時からオナニーをしているので濡れる感触は熟知している。
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