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わたしを見ないで
第3章 まさかの再会
「いやいやいや、まってまって!
 わたし先生のクラスの生徒だったんだよ?!」

「だとしても、正直君のことは全然覚えてないから構わないよ」



 先生は至って真面目に言い放った。
 こいつはサイコパスかなにかなのか?
 先生がなんの迷いもなくパンツまで脱ごうとしたから、流石に制止した。



「そんなの、わたしが無理だよ!
 大嫌いだった先生となんかできない!」



 ローションやコンドームなどが入ったお仕事バッグを抱えたまま叫んだわたしに、先生はあの頃と変わらない陰険で人をバカにしたような冷たい視線を向けてる。

 先生はベッドの上にドサッと腰掛けると、毛がボーボーな筋肉ムキムキのぶっとい脚を組んだ。
 そして、フー!とため息をつく。



「なるほど?君の言いたいことは分かった。
 いいよ。すぐに店に電話して。
 おれが事情説明するから、早くして」



 先生はあからさまに怒っている。
 そりゃ大嫌いとまで言ったんだ。当然だろう。
 先生は不服げに脱いだばかりのTシャツを再び頭から被ろうとするから、わたしはハッと我に返りもう一度制止した。



「ま、ちょっと待ってよ先生!」

「もう君さ、さっきからなんなの?」





 

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