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わたしを見ないで
第3章 まさかの再会
 まあ、先生の言うとおりだ。
 ぐうの音も出ない。
 さすが教師の主張…まったく反論の余地はない。



 だからこれは言い訳になってしまうけど…。




「だ、だって…。
 先生は覚えてないだろうけど、お姉ちゃんより頭脳も容姿も劣るねって先生わたしに言ったよね…?
 あの時わたしほんとに傷付いたんだよ…。
 だからわたし、先生に仕返しをしてやりたかっただけで…」



 わたしはあの時の気持ちを思い出して泣きそうだった。
 先生は眉を釣り上げて口元を歪め、涙を堪えてるわたしのことをさも愉快そうに観察している
 これじゃわたしが仕返しを受けているみたいだ。


 先生はベッドから立ち上がり、Tシャツを握りしめたままズンズン近付いてきてわたしの目の前で仁王立ちした。
 圧がすごい。


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