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掃き溜めの星屑
第1章 掃き溜めの星屑
 といっても、53屋敷はトリから2番目だ。
 池田くんはひたすら「一番最初が良かった」ってずっと言ってた。トリに近いほど拘束時間が長いからだ。



 ライブが始まる。
 わたしはよく知らないんだけど、メジャーデビューに近いようなバンドも出てるらしい。
 橋本くんは「音が大きいなぁ」と呟いて…ずっとショルダーバッグの紐を握り締めていた。


 名前の知らないバンドのボーカルがすごく男前だった。
 ひときわ歓声が大きい。
 曲も万人受けしそうだったし、ギターもなんだからよく分からないけどすごく上手い。
 ファンだろうか?芋臭い顔をした女の子たちが頬を紅潮させて顔を見合わせ「かっこいいね!」ってはしゃいでた。
 

 このバンドのあとに【社会の掃き溜め】とプリントされた揃えのTシャツで登場した53屋敷に熱い歓声を送った面々は…およそ一般社会では通用しなさそうな…わたしたちが通う夜間高校の面々によく似た雰囲気の人たちだった。






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