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掃き溜めの星屑
第1章 掃き溜めの星屑
たぶん、池田くんは一生、楽になれないんだと思う。
歌おうが、叫ぼうが、セックスしようが、身体を傷付けようが、誰かを殴ろうが、誰かをころ、…。
結局、なにをしても、池田くんは生きている事が苦しくてたまらないんだと思う。
それでも池田くんは正社員になるために夜間高校に通う。橋本くんの隣りに座って、給食のコッペパンを食べて命を繋ぐ。
わたしは池田くんが好きだ。
生きてる池田くんが大好きだ。
「そうだ。橋本くんにもらったポッキー食べる?」
タオルが血でドボドボになったころ、池田くんは顔を上げた。コッペパンが命綱の生活なのに、わたしにポッキーをわけてくれる池田くん。
橋本くんのお母さんは昨日、橋本くんをいっぱい褒めてあげたかな。そうだったらいいな………。
歌おうが、叫ぼうが、セックスしようが、身体を傷付けようが、誰かを殴ろうが、誰かをころ、…。
結局、なにをしても、池田くんは生きている事が苦しくてたまらないんだと思う。
それでも池田くんは正社員になるために夜間高校に通う。橋本くんの隣りに座って、給食のコッペパンを食べて命を繋ぐ。
わたしは池田くんが好きだ。
生きてる池田くんが大好きだ。
「そうだ。橋本くんにもらったポッキー食べる?」
タオルが血でドボドボになったころ、池田くんは顔を上げた。コッペパンが命綱の生活なのに、わたしにポッキーをわけてくれる池田くん。
橋本くんのお母さんは昨日、橋本くんをいっぱい褒めてあげたかな。そうだったらいいな………。