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地味子が官能小説を書いたら
第4章 恋に落ちたら
文剛がタブレットを操作すると、『恋に落ちて』とかいう映画は始まった。

英語の題名も映し出されたが、『Falling in Love』、日本語の題名と全く同じだった。


場面は、クリスマスで賑わう、ニューヨークだろうか?

そこの書店で中年の男女が間違ってクリスマスプレゼント用の本を取り違えるところから物語は始まる。

そして、何故かだだっ広いニューヨークの、それも電車の中で二人は偶然再会し、そのうち二人は電車の中で一緒になるようになり、フランク(男)は自分の職場をモリー(女)に見学させるようになる。


やがて、お決まりのパターンで、二人は惹かれ合うようになる。

それでも、プラトニックな関係を続ける二人なのだが、ついに気持ちを抑えきれなくなったフランクは、モリーに告白し、二人はキスをする。

その後、フランクはアパートの一室を借り、そこでモリーと密会し関係を持とうとするが思いとどまり、一線を越えることはしなかった。




夫の様子がおかしいことに気づいた妻に、フランクは問い詰めるられ、モリーに恋していることを告白する。

そして、私がこの映画で一番疑問に思ったシーンなのだが、モリーとは『何もなかった』と弁明するフランクに対して、妻が『その方が余計悪い』と言ってビンタする。


一方のモリーだが、元々上手くいってなかった夫との関係は、ますます悪化してしまう。


さらに、転勤の話があったフランクは離婚を機に受諾し、ニューヨークを離れることを決意する。

最後にモリーに会いたいと電話し、モリーは夫の静止を振り切って車で待ち合わせ場所に向かうが、車の故障でモリーはたどり着けない。

再度、モリーに電話するも、モリーの夫は『彼女はいかない』とフランクに告げる。フランクは諦めて転勤先へと旅立つ。





月日は流れ、二人は、出会った書店で偶然再会する。

二人とも既に離婚しておりフリーなのだが、お互いにその事実は知らない。簡単に言葉を交わした後、『じゃあ』と別れるのだが、フランクはモリーの後を追いかけて電車に乗る。


他の乗客をかき分け、モリーを探すフランク。

その姿に気づいくモリー。

ようやくたどり着いたフランクはモリーにキスをし、しっかりと抱き合う。


そして見つめ合う二人……



浮かび上がる『fin』の文字、ここで映画は終わった。




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