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第5章 傷心

---------- 【破】イヤな奴は意外とイイ奴だった⑥ ----------

（え？、ちょっと、このまま挿れるの？！）紗栄子の不安を他所に、海は紗栄子を支えていた腕から力を抜く。

『ズズ～』と海のペニスは、紗栄子の蜜壺へと飲み込まれていく。


「あう！」その瞬間、紗栄子の身体が跳ねる。


完全に海のペニスが収まった時、紗栄子はガクガクと身体を震わせた。

（イク……）

「シャキッとしろ、まだイってる場合じゃないぞ」耳元で海が囁く。

そんなこと言われても、紗栄子は直ぐには動けそうになかった。


紗栄子が動けないと分かると、海は、紗栄子の腰を掴んで、激しく前後に揺さぶった。

（ち、ちょっと、待って、今イッたばかりなのに、そんな事されたら！！！）

紗栄子の事などお構いなしに、腰を振る海、何度も何度も絶頂を迎え、紗栄子の頭は完全にショートしてしまった。

力の入らなくなった紗栄子をソファーに潰せにすると、今度は後ろから挿入し、またも激しく腰を振った。


「ぬぐぐぐ～～～」獣のような呻き声を紗栄子は放つ。

自分がこんな声を出すなんて、紗栄子は信じられなかった。

ソファーでこれでもかというくらい突かれてヘロヘロになった紗栄子を抱え、海はベッドへとなだれ込む。


ここでも海に前から後ろから突かれ、紗栄子は意識朦朧となっていた。

「紗栄子ちゃん～、騎乗位、騎乗位を頼むよ」

ディレクターが声をかけるが、そんな体力は残されていなかった。


すると、海は紗栄子の身体を区の字折ると、紗栄子の蜜壺に指を突っ込み、激しく出入りさせた。

「きゃあーーーーーー」再び紗栄子は叫び声をあげる。

それと同時に、紗栄子の蜜壺からまた水しぶきがあがり、ベッドが濡れる。

力なく崩れ落ちる紗栄子に、海が覆いかぶさる。

散々弄ばれてトロトロになった紗栄子の蜜壺を未だ隆々としているペニスをあてがい、一気に貫いた。

「あひーーーー」紗栄子は叫び声をあげ、海にしがみつく。

腰の律動を早める海、そろそろ海も限界のようだった。


「あ、いや、膣中はヤメテ……」

避妊をしていないことを思い出した紗栄子は、蜘蛛の糸一本でつながっている理性を呼び戻した。


「海くん！その子、ピル飲んでないの！」

杏果さん声が響いた。


（どうしよう？今日は安全日だったっけ？）