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地味子が官能小説を書いたら
第6章 悲しみ深すぎて
電車のアナウンスが、八王子に到着することを告げる。

私は、スマホで書いていた小説を閉じた。

自分でもびっくりするくらいスラスラ書けた。一心不乱とはこの事だろう。

問題のエッチシーンも、アダルトビデオを観たことが参考となった。これも文剛のおかげだ。


さっきまでの沈んだ気持ちが落ち着きを取り戻し、冷静になれた。


(月曜日、文剛君に謝ろう)


素直な気持ちが、私の背中を後押しする。



『ピコ~ン』

と、その時、メッセージ受信の通知があった。

相手は千佳だった。


村松千佳(むらまつちか)は、私の数少ない友人の一人で、地元の国立大学の2年生だ。

たまにメッセージのやり取りをしている。

メッセージを開くと、彼女らしい文面が踊っていた。


>やほー、カノン
>元気でやっとるかね?
>分かっていると思うが、オトコができたら
>報告は厳だぞ、軍曹


相変わらず宇宙人だ。そう思いながら私は笑った。

千佳とは、もし彼氏ができたら報告し合おうと約束していた。

虫の知らせ(あれ、使い方間違ってる?)でもあったのか、絶妙のタイミングで連絡をくれた。



千佳に返信する。
>曹長!
>われ玉砕せし 泣

>あとで電話できる?



『ピコ~ン』

千佳から返信が来る
>きさま~それでも帝国軍人か!
>歯を食いしばれー

>わたしはいつでもOKだよ
>大丈夫?


『大丈夫?』の文字に、また涙が出そうになる。



また千佳に返信する。
>もうすぐ家に着くから、そうしたら電話する
>(・ω・)b



ほどなく電車は八王子に到着し、私は自宅への道を急いだ。

私が住むおんぼろアパートは、京王八王子駅から15分のところにある。


八王子は、都内でも家賃が安く、大学も多数存在することから、学生が多く住んでいる街だ。また、自然が豊かでのびのびとした空気を感じることができる、田舎者に優しい街でもある。


アパートに着き、私は直ぐに千佳に電話をかけた。

『軍曹!玉砕ってどういうこと?フラれたの?』

電話がつながるなり、千佳から矢継ぎ早に質問が飛んできた。

「ちょっと、曹長、落ち着いてよ」と笑う。

『なんか、大丈夫そうね』千佳の声が落ち着いたトーンに変わる。

「うん、とりあえずは……」

私は、今日までの出来事を千佳に話した。




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