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ハニードロップ
第2章 本物
「嬉しい。ね、触っていい……?」

 今更な質問のような気もするが、改めて聞かれると恥ずかしい。控えめにコクンと頷く。三木村さんは嬉しそうに微笑んだ。
 まずはキス。ちゅるちゅると舌を絡め、三木村さんの唾液を飲む。そのまま押し倒され、唇が離れた。

「キス好きなんですか……?」
「奈子ちゃんの顔がとろとろになるのが可愛くて、大好き」

 それはつまり、私とのキスが好きということかな……?特別に感じて嬉しくなる。

「キスだけじゃない。奈子ちゃんの身体に触る度、奈子ちゃんがどんどん興奮してくのが分かる。可愛い。大好き。ずっと離したくない……」

 また唇を塞がれる。ぎゅうっと抱き締めたまま。腰が揺れてしまう。

「奈子ちゃん、全部脱ごっか。パンツいっぱい濡れて気持ち悪いでしょ?」

 スカート、ストッキング、濡れて張り付いていたパンツ。全部脱がされて、脚を大きく開かれる。

「ん、恥ずかしい……」
「めちゃくちゃえっちだね。まだキスしかしてないのにお尻の方まで垂れてる……」
「んん、やだ……」
「うわ、まんこめっちゃきゅんきゅんしてる。えろ……」

 見られてるだけなのに、どんどん淫らな気持ちになっていく。じっくり観察されていると思うと恥ずかしくてたまらない。

「お風呂入らないと汚いよ……」
「汚いわけないじゃん。後で俺がぜーんぶ洗ってあげるから、大丈夫」

 そう言いながら三木村さんはそこにむしゃぶりつく。悲鳴みたいな声を上げて背を仰け反らせた。
 ぜんっぜん大丈夫じゃない!そう言いたいのに、気持ち良すぎて喘ぎ声しか出てこない。肉厚な舌で下から上まで舐め上げられ、溢れ出てくる蜜を吸われる。かと思えば丁寧にクリトリスを舌で刺激され、狂いそうなほど感じてしまう。
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