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ハニードロップ
第3章 信じて
カランコロンとベルが鳴る。疲れたーとテーブルに突っ伏した私を、芦屋くんがギョッとした目で見る。
「お前……、」
「何?」
「元気そうだな」
疲れ切った私を見てその感想?最近また仕事が忙しい。久しぶりに芦屋くんのお店に来れた……。
「お酒飲みたい」
「いや、あのさ……」
「何?」
「見てねーの?ワイドショーとか……」
「あー、見た。結婚するんだって?三木村さん」
「いや、あれは……!」
「嘘でしょ?どうせ」
珍しく感情的になっている芦屋くんは、珍しく、本当に珍しく私を心配してくれているようだ。私の言葉を聞いて、目を丸くしている。今日は本当に珍しい顔が見られるな。
さすがに、あんなに毎日毎日熱烈なメッセージを送ってこられて、会う度「大好きだよ」とか「可愛い」とか「全部食べたい」とか言われてるのに、他の人と結婚するなんて信じない。勝手に決め付けたりせずに、ちゃんと三木村博也という人と向き合うって決めたんだから。
「でも連絡が来ないのは気になるんだよね……」
「は?来てねーの?」
「うん……。忙しいんだろうね」
自分からしてもいいんだけど、もし仕事が忙しかったら迷惑だろうなと思ってあまりできない。ちょうど取材中なんかに電話をしてしまって、マスコミの人に見られたら大変そうだし。
「お前……、」
「何?」
「元気そうだな」
疲れ切った私を見てその感想?最近また仕事が忙しい。久しぶりに芦屋くんのお店に来れた……。
「お酒飲みたい」
「いや、あのさ……」
「何?」
「見てねーの?ワイドショーとか……」
「あー、見た。結婚するんだって?三木村さん」
「いや、あれは……!」
「嘘でしょ?どうせ」
珍しく感情的になっている芦屋くんは、珍しく、本当に珍しく私を心配してくれているようだ。私の言葉を聞いて、目を丸くしている。今日は本当に珍しい顔が見られるな。
さすがに、あんなに毎日毎日熱烈なメッセージを送ってこられて、会う度「大好きだよ」とか「可愛い」とか「全部食べたい」とか言われてるのに、他の人と結婚するなんて信じない。勝手に決め付けたりせずに、ちゃんと三木村博也という人と向き合うって決めたんだから。
「でも連絡が来ないのは気になるんだよね……」
「は?来てねーの?」
「うん……。忙しいんだろうね」
自分からしてもいいんだけど、もし仕事が忙しかったら迷惑だろうなと思ってあまりできない。ちょうど取材中なんかに電話をしてしまって、マスコミの人に見られたら大変そうだし。