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ハニードロップ
第3章 信じて

「すみません、実はその、スマホの電源を切ってしまっていたことに、さっき気付きまして……」

 今度は利根さんがフリーズした。そして、はーっと深い深いため息を吐いた。ご、ごめんなさい、と謝ると、彼は首を横に振る。

「あなたに対してではありません」

 な、何だか疲れていらっしゃる……。三木村さんの動揺っぷりと、それを宥める利根さんの姿が想像できてやるせなくなった。

「連絡、してみましょうか……?」
「実は昨日、行かないと駄々をこねる三木村を何とか宥めて京都へ連れて行ったんです。明日には戻る予定なので、明日会ってやってもらえませんか。今連絡すると、今すぐ東京に戻ると言い出しかねませんので……」
「は、はい、わかりました」

 私がうっかりスマホの電源を切ってしまったせいで、とんでもなく迷惑がかかっていたようだ。これからは気を付けようと心に決める。
 利根さんは車で家まで送ってくれた。明日の夜9時に先ほど会ったところに迎えに来ると告げられた。久しぶりに会えると思うと胸が高鳴ると同時に、自分の身体が少し心配になるのであった……。
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