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第4章 ヒミツクラブ【前編】

達也達に至ってはファンクラブまで存在している…クラブメンバーの女子はほぼ学年内外でモテるし当然ファンクラブが存在している…

普通の高校の倍以上の生徒と大学までありその中の上位はほぼクラブメンバーになっていた…

男子側はそうでもないがそれでもメンバーの半数は上位にいてファンクラブは無くてもそれなりに行動を注目されている…

類は彼女といても男女問わずに話し遊ぶことを躊躇しない…仁の周りは基本男ばかりになっている。

授業のチャイムが鳴り自分の机に戻ってノートを出し用意していると…さっきまで無かった封筒が入っていた。

…またか…チッ…最近やたらと増えたな…全く…そんな暇ねぇ！！

そう頭で愚痴りそれをカバンに戻して先生が入って来た…

昼休みは大抵数人…気分次第では1人パンを買って外に出て行くか図書館に行く…

今日は考え事もあり静かな図書館を選択した…館内での飲食は禁止されている為売店でパンを買って入る前に外のベンチで1人さっさと済ませて館内へ…

適当な本を取りページだけめくり頭は別の事に思考が回っている…

……？？…また見られてる？…

最近仁が1人になると見られている気配がありクラブで調査しようとしたら達也に止められ学校内の事は女の子を除いて危険があると判断した場合のみ調査していいと言われた…

達也の嘘だと後で気がつく事だったがこの時は分からず多少煩わしいと思う程度だったので集中してしまえば気にならない…

クラブに入って始めの頃は全く気が付かないでいたが最近やたらと感じるようになった…

達也達に相談もしたが笑って諦めろと言われた…そして…

達也「お前もクラブ外に彼女作って構わないんだぞ？いい息抜きになる…」

そう言われたが全くそんな気にならない…仁はクラブ関係とそれに付いて来た諸々の方がより楽しいと思っていた…

一方…

類は彼女とデートの際に…

舞「ねぇ…類と同室の…三嶋くん…どんな人？なんか凄くモテるのに…全く…」

類「クスクス…仁はめっちゃいい奴だよ…でもなんでそんな事聞くんだ？」

舞は少し困って…類の顔を見上げて…

舞「あっ…あのね…その三嶋くんが好きな子がいるの…それで類に紹介して欲しいって…」

！！…うわ…マズッ…