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番外編…
第4章 ヒミツクラブ【前編】
達也「…納得してくれたか?」

仁「…はい…」

達也「クスクス…ならいい…拓哉さんに感謝するんだな?」

仁「…なんでバレたんですか?」

達也「??最初から知ってる…初めてクラブに勧誘した時に言われただろう?全て知っていると…ファーストキスの相手がどう言う子なのかも当然知っているさ…お前はここに入部したら絶対あの子を遠ざける事も…雰囲気が似た萌に意識が向く可能性も…全て拓哉さんの読み通りにお前は乗り越えた…だから外に彼女作って良いと何度も言ってやっただろう?」

仁「!!…そうですか…あはは…」

達也「で?どうしたんだ?」

仁「今まで通りに…」

達也「…そうか…あの子…納得したのか?」

仁「…さあ…あの視線…彩葉だったんですか?」

達也「…クスクス…違う…お前を狙っている子達だよ…10人はいるな…」

仁「…うえっ…気持ちワル…」

達也「あはは…まだマシな方だぞ?多分もっと増える…正面から告白してくる子もな…だからそうなる前に…」

仁「!!…あの…」

達也「ん?」

仁「…彩葉…抱いても…」

達也「クスクス…だから好きにしたらいいだろう?クラブに支障がないなら構わない…お前自身の問題だろう?まだ俺達が必要か?」

仁「…いえ…ありがとうございます…」

達也の部屋を後にして通常通りクラブに戻って事務処理とクラブメンバーを抱く…

翌日…

類「あの後どうしたんだ?」

仁「??何も…」

そう言う仁に…

類「…そうか…俺…お前に借りがある…いつでも言ってくれ…」

仁「…ああ…」

その話は終わり類から聞く事もない…

しかし類は舞を通じて全てを知った…3年に進級する前の春休み…

仁「類…悪いけど…明日昼から翌日の午前中までクラブ抜けてもいいか?段取りはしてあるから…」

類「!!…了解…夜まで構わないぜ?」

仁「クス…それは助かるけど…ちゃんと戻るよ…」

達也達の卒業式の日、午後から時間を空けた…クラブメンバー全てその日は翌日までフリーにしてあり事務処理はあるが問題ない…

仁は携帯をタップして彩葉を呼び出して…

卒業式が終わり誰もいない教室の机に少し緊張して彩葉を待っていると息を切らせて教室に入って来た…

彩葉「仁…こんなところに…」

そう言う彩葉に机を降りて近づいて…

仁「…ホントに俺でいいのか?」
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