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番外編…
第4章 ヒミツクラブ【前編】
仁「彩葉…あそこから花火も見えるから…」

仁は小さな頃から彩葉が話していた内容に近いデートをして部屋に入って緊張する彩葉をそう言って窓を指して園内が一望できる事に近づいてそれを見ていた…

チケットこそ簡単だったがこのホテルに泊まるのは難しい…しかし…その検索しているのを何故か拓哉に知られて…

春休みに入ってすぐ…

携帯に拓哉の名前に慌てて…タップして…

仁「お、お久しぶりです…拓哉さん…」

拓哉「ああ…ところでお前…夢の国…行くんだろう?あのホテル…予約取れたか?」

仁「!?えっ…なんで…」

拓哉「…取れたのか?」

仁「…いえ…今他を探して…」

拓哉「…俺が押さえてやった…明日連絡して支払いとか済ませておけ…じゃあな…」

そう言って一方的に切れた…翌日届いたメールを確認してホテルに連絡すれば確かに希望通りの部屋を確保してあった…

…なんで…

そう不思議に思う以上に助かったと思う…出来ればここが良かったから…そして入ってやはり正解だったと思う…

もう食事も済ませてあり…

仁「…風呂入れてくる…」

緊張して園内を見て頷く彩葉…

浴槽の蛇口を捻りお湯を出して戻って冷蔵庫から飲み物を取りソファーに座って彩葉を隣に…

仁「…そんなに緊張するな…俺まで緊張するだろう?」

彩葉「…だって…」

…仕方ない…

仁「…彩葉…こっち見て…」

園内の方をまだ見ていた彩葉が振り向くと被せるようにして唇を塞いで啄ばみ…重ねるだけのキスではなく大人のキスをして少し開いた唇に舌を入れた…

まだ処女だろう彩葉から緊張と思考を止めるキスをした…

!?…ん…あっ…し、舌が……何も考えられなく…

毎日クラブで女の子抱いている仁のキスは彩葉から思考を奪うことなんて簡単だったが…

ゆっくり唇を離し…

仁「クチュ…彩葉…風呂入って来な?…大丈夫だから…」

ぼうっと仁が離れて見上げている彩葉にそう言えば頷き…そっと離れた仁は頷き彩葉がバスルームに消えると…

仁「…はぁっ…」

頭を掻いて窓際にあるソファーに飲み物を持って座って園内の明かりが消えて行くのを見て…

財布からクラブで使うコンドームを取り出した…
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