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番外編…
第4章 ヒミツクラブ【前編】
…一応持って来たけど…ベットの取りやすいところに…

そう思って彩葉が余計なことを考えないよう見えにくい場所に置いて携帯を確認してみるが報告などあるはずもない…

逆の立場でも流石に連絡はしない…

他の女の子を毎日抱いている状態で誰かと付き合うと言う気は仁には全く無かった。

そもそも付き合うこと自体に興味がない…クラブに入っていなければ
もしかしたら彩葉と交際も考えただろうけど…

今回だけ…周りの状況から考えても尊敬する先輩達の後押しに押される形になるが…

彩葉には今は付き合うことが出来ない事は事情は抜きに話してある…気持ちも伝え身体の関係も持つ以上…今までのように遠ざけて置くのは難しいが最低限の不安は取り除いてやろうと思う…

…バスルームに入って身体を丁寧に洗って浴槽に浸かり…

…仁のキス…前と全然違う…なんで?

不思議に思ってもずっと見ている事から答えは出ることはない…そしてこの後の事にドキドキしている…

仁は彩葉が思う最高のデートをしてくれ初めての場所も…いやは全く無いが初めてと言うそれに不安になる…

少し長く入って置いてあったバスローブを羽織り部屋に戻ると間接照明だけになっていて仁がソファーで携帯を見ている…

入って行くと顔を上げ…

仁「…俺も入って来るから…湯冷めしないようベットに入ってろ…」

彩葉「…う、うん…」

入れ違いにバスルームに入って行った仁に言われた通り…ベットの掛布に潜り込みドキドキと心臓が出そうになる…

バスルームでシャワーを浴びてバスローブ姿で部屋に戻ると彩葉がベットから顔を覗かせていた…周りを見ても何も飲んでいないみたいだったので…

仁「喉乾いてない?俺は飲むけど…何かいるか?」

彩葉「…うん…お茶ある?」

仁「…ああ…ある…」

冷蔵庫を開けてミネラルウォーターとお茶を持ちベットにいる彩葉の隣に座って渡してやる…

隣に座った途端に彩葉の緊張が増した…

…まぁ…仕方ないよな…

仁はクラブで培ったテクニックは最低限に使う…彩葉の痛さを和らげることだけに手をかけるつもりで…

…俺も暴走しないようしないとな…中学三年の頃から彩葉は劇的に綺麗になって同じ高校に入って周りから多少騒がれて告白もされているようだったが…

飲み物を飲む間も会話には事かかない…彩葉の笑顔にさせることにも仁は苦労しない…
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