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番外編…
第4章 ヒミツクラブ【前編】
拓哉「…さて…達也…お前の話を聞こうか?」
ビクッとして達也は先ほど仁がいた席を指している拓哉の前に座った…
仁はエレベーターに乗ってズルズルと座り込み…涙を流す…
途中空いたドアに慌てて立ち上がり背を向けて涙を拭いて学園に戻る…
クラブに行くと類が待っていて…
類「……大丈夫か?」
仁「…類…俺…」
類「…お前の好きにして良いよ…」
仁「…うん…」
その日から仁の力の入り方が変わり彩葉とのやり取りも変わり無く…
3ヶ月後…彩葉の懇願でデートをした…
仁「…彩葉?どうした?」
彩葉「うん…あのね…前に真白さんって人の話したでしょ?」
仁「!!…あっ…ああ…」
彩葉「…その人とお見合いしなきゃいけないことになって…」
仁「!?お、お見合い?まだ高校生で?」
彩葉「…うん…両親から色々困る事になるからって泣いて頼まれて…もう断れないの…だから…今日が最後の…」
仁「!!!!!!」
拓哉さんとお見合い?しかも断れない?…仁は自らの会社でも拓哉の采配一つで思うままに動かしていた事を思い出し…数ヶ月前に言われた言葉通り…彩葉が断れない状況を作って来た…
仁「はぁっ…彩葉…泣くなって…大丈夫!その話…止めるからさ…彩葉達のせいじゃない…」
そう言って抱き締め泣くのを止めてデートをした…多少笑顔に不安があるが…送って行き…
仁はすぐクラブのモニター室に入って…
ガタガタと震えて手を力いっぱい握ってそれを止めて…
携帯をタップした…
仁「忙しいところ…ごめんなさい…父さん…もしかして会社に何か…」
父「!!…悪いが今忙しい!折り返す…」
そう言って即座に電話を切られて…
…やっぱり…
会社まで…
仁に出来る事はもう何もなくなったが…もう一度携帯をタップした…
仁「…類…少し話がある…」
そう言ってモニター室はまずいからと学園の外に出て公園で見晴らしが良く聞かれていない場所…
類「…どうしたんだ?」
仁「…クス…彩葉の事さ…ないがしろにして拓哉さんの逆鱗に触れた…彩葉は断れないお見合い…親父の会社も多分…」
類「!?ま、マジで…」
頷き…
仁「もう他に被害を出したく無い…」
類「…で…どうすんの?」
仁「……ダメ元でクラブの力使わせてくれないか?」
類「……何をすれば良い?」
ビクッとして達也は先ほど仁がいた席を指している拓哉の前に座った…
仁はエレベーターに乗ってズルズルと座り込み…涙を流す…
途中空いたドアに慌てて立ち上がり背を向けて涙を拭いて学園に戻る…
クラブに行くと類が待っていて…
類「……大丈夫か?」
仁「…類…俺…」
類「…お前の好きにして良いよ…」
仁「…うん…」
その日から仁の力の入り方が変わり彩葉とのやり取りも変わり無く…
3ヶ月後…彩葉の懇願でデートをした…
仁「…彩葉?どうした?」
彩葉「うん…あのね…前に真白さんって人の話したでしょ?」
仁「!!…あっ…ああ…」
彩葉「…その人とお見合いしなきゃいけないことになって…」
仁「!?お、お見合い?まだ高校生で?」
彩葉「…うん…両親から色々困る事になるからって泣いて頼まれて…もう断れないの…だから…今日が最後の…」
仁「!!!!!!」
拓哉さんとお見合い?しかも断れない?…仁は自らの会社でも拓哉の采配一つで思うままに動かしていた事を思い出し…数ヶ月前に言われた言葉通り…彩葉が断れない状況を作って来た…
仁「はぁっ…彩葉…泣くなって…大丈夫!その話…止めるからさ…彩葉達のせいじゃない…」
そう言って抱き締め泣くのを止めてデートをした…多少笑顔に不安があるが…送って行き…
仁はすぐクラブのモニター室に入って…
ガタガタと震えて手を力いっぱい握ってそれを止めて…
携帯をタップした…
仁「忙しいところ…ごめんなさい…父さん…もしかして会社に何か…」
父「!!…悪いが今忙しい!折り返す…」
そう言って即座に電話を切られて…
…やっぱり…
会社まで…
仁に出来る事はもう何もなくなったが…もう一度携帯をタップした…
仁「…類…少し話がある…」
そう言ってモニター室はまずいからと学園の外に出て公園で見晴らしが良く聞かれていない場所…
類「…どうしたんだ?」
仁「…クス…彩葉の事さ…ないがしろにして拓哉さんの逆鱗に触れた…彩葉は断れないお見合い…親父の会社も多分…」
類「!?ま、マジで…」
頷き…
仁「もう他に被害を出したく無い…」
類「…で…どうすんの?」
仁「……ダメ元でクラブの力使わせてくれないか?」
類「……何をすれば良い?」