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第5章 ヒミツクラブ【後編】

拓哉「クスクス…よし！！…達也…さっさと徹…離してやれ…徹…クス…ご苦労様！」

達也の手が離れて…

徹「って…全く思い切り殴りやがって…」

達也「？？？」

拓哉「クスクス…もうすぐ真希もここに来る…俺が呼んだからな…」

達也「！！はっ？」

誠「クスクス…徹…腫れる前に冷やしておけよ…」

達也「……説明…説明してください！！」

そう喚く達也に…

拓哉「クスクス…そうだな…大学に入って俺を手伝うと言う事はこんな状況になる可能性が高い…そこで女を取られると困る…当然フェイクの彼女が必須になる…因みに誠さんも余り変わらない状況になったし…」

達也「……」

徹「拓哉さんがこの前の真希との旅行の件で一応お前の覚悟を確認したいって…真希の件はホントだけど…あとは全て拓哉さんと誠さんの采配…知らねえのはお前と真希だけ…俺は言う通りにしてお前を誘導すること…」

達也「……」

拓哉「…これで安心して大学でお前たちをコキ使える…ああ…彼女は作って貰うぜ？フェイクの…」

達也がようやく把握してブチ切れる寸前に…

真希「！？えっ？た、拓哉…さん？…どう言う…」

部屋に入って来た真希が混乱気味に…

拓哉「クスクス…真希…さん…いらない…久しぶりだな？」

真希「…クス…うん…あっ…徹も…誠さん？も」

拓哉「クスクス…真希…その指輪…良く似合ってる…」

真希はそう言われて少し困って赤くなる…

拓哉「そこでブチ切れ寸前の達也の隣に座って？」

真希「……は、はい…」

拓哉「真希…達也になんて告白された？ちゃんと答えて？嘘は損をすることになる…」

達也「！！はっ？真希…」

止めようとした達也を徹と誠に拘束されて口も塞がれた…チラリと達也を見たが拓哉の顔を見て…正直にそのままを言った…

拓哉は凄く優しい顔をして…

拓哉「クスクス…そうか…ならすぐ付き合ってみたら？大学も編入したいならすぐ手続きも可能だ…なんなら同棲もしていい…」

達也、真希「！！！？」

真希「えっ？で、でも…クラブの…」

拓哉「クスクス…大丈夫…当然だけどプログラムは引き続き受けてもらうけど…達也と付き合うのも結婚するのも真希次第で決めていいよ？」

真希「！ホント？」