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異世界転生しなくても美女とハーレム
第2章 ツンデレ女子社員
加恋の声音がドスを効かせて低くなる……。
なまじ美人なだけに、ギリシャ神話のメデューサも石になるくらいの迫力がある。
「だ、だから……風俗なんだ。気持ちなんて通ってない、抜くためだけの機械みたいなものだよ」
嘘である。
本当は、組んずほぐれつして由紀恵とは愛し合っている。
「課長……わたしが夜、独りで、どんな思いで過ごしているか分かっていますか?」
「もちろんだよ、加恋には寂しい思いをさせて済まないと思っている」
「自宅に帰れないんだったら、わたしの所に来てほしかった……」
さっきまでの殺気は無くなり、加恋はしおらしい乙女へと変わっていた。
涙を溜めている瞳を見て、私は胸が苦しくなった。
(今度からは、もっと上手に浮気しよう……)
これ以上、加恋を悲しませてはいけない。
「少しは……わたしに甘えさせてください……」
「ああ、何でも言ってごらん」
「じゃあ、今度の休み……、わたしに一日くれますか?」
確か、日曜日は娘の幼稚園の保護者参観日だ。加恋の相手をするとなると土曜日になるが、どうやって家を空けるか……?
「わたし、ちゃんとわきまえてますから。一日と言っても夜まで拘束しません。
せめて、日が沈むまでは……わたしと一緒にいてください」
「分かった、土曜日は加恋と過ごすよ」
「ありがとう! 課長」
そう言って、加恋は私に抱きついてきた。
そうそう、忘れていたが、このツンデレな所も加恋が男性社員から人気を得ている要因でもある。
なまじ美人なだけに、ギリシャ神話のメデューサも石になるくらいの迫力がある。
「だ、だから……風俗なんだ。気持ちなんて通ってない、抜くためだけの機械みたいなものだよ」
嘘である。
本当は、組んずほぐれつして由紀恵とは愛し合っている。
「課長……わたしが夜、独りで、どんな思いで過ごしているか分かっていますか?」
「もちろんだよ、加恋には寂しい思いをさせて済まないと思っている」
「自宅に帰れないんだったら、わたしの所に来てほしかった……」
さっきまでの殺気は無くなり、加恋はしおらしい乙女へと変わっていた。
涙を溜めている瞳を見て、私は胸が苦しくなった。
(今度からは、もっと上手に浮気しよう……)
これ以上、加恋を悲しませてはいけない。
「少しは……わたしに甘えさせてください……」
「ああ、何でも言ってごらん」
「じゃあ、今度の休み……、わたしに一日くれますか?」
確か、日曜日は娘の幼稚園の保護者参観日だ。加恋の相手をするとなると土曜日になるが、どうやって家を空けるか……?
「わたし、ちゃんとわきまえてますから。一日と言っても夜まで拘束しません。
せめて、日が沈むまでは……わたしと一緒にいてください」
「分かった、土曜日は加恋と過ごすよ」
「ありがとう! 課長」
そう言って、加恋は私に抱きついてきた。
そうそう、忘れていたが、このツンデレな所も加恋が男性社員から人気を得ている要因でもある。