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Devil Temptation
第15章 天使のFirst Get
何やら話し声で目が覚めた。ベッドから出てリビングに行くと、杏がノートパソコンを見ながら、携帯電話で話している。5分程して電話を切った。
「おはようございます。今日の商談相手から連絡が来て…」
商談をキャンセルしたいという話らしい。どうも数日前に風邪を引いたらしく、治りかけだが、俺たちに風邪が感染るといけないからという理由だ。ただ契約はしたいと先方が言っているので、メールで契約書類を送り確認してもらっているところだという。
「先程モーニングサービスをお願いしたので、もうすぐ来る思います」
「そう…朝から大変でしたね。相手が病気じゃしょうがないですよね。お見舞いの花でも送っておきますか?」
「それはいい考えですね。早速…」
杏はホテルのフロントに連絡してお見舞いの花束を注文していた。
朝食を食べコーヒーを飲んでいる時だった。杏のパソコンにメールの着信音が鳴った。確認すると、サインの入った契約書が送られてきた。
「これで契約完了ですね。…あれ…早い!」
「どうしたの」
俺は何気なくパソコンを覗き込んだ。
「お見舞いの花束が届いたって…まだ一時間も経ってないのに…凄く喜んでくれたみたいですよ!」
「それはよかった」
思わず俺たちは笑顔になった。そこに2件のメールが送られてきた。
「社長!初の注文書が届きました。ニューヨークとロスからです!」
杏も珍しく興奮している様だった。ニューヨークから、20万ドル、ロスからは15万ドルの注文書だった。
杏は早速に注文受理のメールを返信し、日本に注文メールを送った。日本は真夜中にも関わらず、全社が直ぐに返信が届いた事に俺は驚いた。我が社は一晩で一千万円程の利益を上げた。
俺達は勢いに乗ってカナダのバンクーバーに乗り込んだ。アメリカでの勢いは止まらず、契約書と同時に、20万ドルを超える注文をもらった。事前に送った取り扱い商品一覧を使って、顧客の注文を集めていたらしく、半分は割高になる航空便での輸送となった。俺はこんなにうまくいっていいのかと、少し浮かれ気分になっていた。しかし杏は現状を冷静に分析していた。開店記念セールの様なもので、大口の売り上げよりも、コンスタントな売り上げを上げる事が難しいと言っていた。
To be continued .........
「おはようございます。今日の商談相手から連絡が来て…」
商談をキャンセルしたいという話らしい。どうも数日前に風邪を引いたらしく、治りかけだが、俺たちに風邪が感染るといけないからという理由だ。ただ契約はしたいと先方が言っているので、メールで契約書類を送り確認してもらっているところだという。
「先程モーニングサービスをお願いしたので、もうすぐ来る思います」
「そう…朝から大変でしたね。相手が病気じゃしょうがないですよね。お見舞いの花でも送っておきますか?」
「それはいい考えですね。早速…」
杏はホテルのフロントに連絡してお見舞いの花束を注文していた。
朝食を食べコーヒーを飲んでいる時だった。杏のパソコンにメールの着信音が鳴った。確認すると、サインの入った契約書が送られてきた。
「これで契約完了ですね。…あれ…早い!」
「どうしたの」
俺は何気なくパソコンを覗き込んだ。
「お見舞いの花束が届いたって…まだ一時間も経ってないのに…凄く喜んでくれたみたいですよ!」
「それはよかった」
思わず俺たちは笑顔になった。そこに2件のメールが送られてきた。
「社長!初の注文書が届きました。ニューヨークとロスからです!」
杏も珍しく興奮している様だった。ニューヨークから、20万ドル、ロスからは15万ドルの注文書だった。
杏は早速に注文受理のメールを返信し、日本に注文メールを送った。日本は真夜中にも関わらず、全社が直ぐに返信が届いた事に俺は驚いた。我が社は一晩で一千万円程の利益を上げた。
俺達は勢いに乗ってカナダのバンクーバーに乗り込んだ。アメリカでの勢いは止まらず、契約書と同時に、20万ドルを超える注文をもらった。事前に送った取り扱い商品一覧を使って、顧客の注文を集めていたらしく、半分は割高になる航空便での輸送となった。俺はこんなにうまくいっていいのかと、少し浮かれ気分になっていた。しかし杏は現状を冷静に分析していた。開店記念セールの様なもので、大口の売り上げよりも、コンスタントな売り上げを上げる事が難しいと言っていた。
To be continued .........