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秘蜜のバイト始めました
第1章 え? 聞いてませんが?
ロビーを見渡したが、それらしき人はいない。
と、一人の女性が近寄ってきて、声をかけてきた。
「失礼ですが、工藤紗栄子さんですか?」
ラウンドネックカットソーにセミフレアパンツという、彼女もオフィシャルな感じで、首からネックストラップをかけている。
年齢は、20代後半だろうか、もしかしたらもっと若いかもしれない。紗栄子同様、大人の装いで年齢が高めに見えるのかもしれない。
それにしても、美人だ。
ミディアムのヘアは軽くウェーブがかかっており、色も控えめな茶色に染めてあった。メイクも隙がないほどバッチリと決めてある。
「あ、はい」とりあえず返事をする。
「お待ちしてました」
「私、三枝杏果(さえぐさももか)と申します」
「立花企画で事務兼秘書兼ADを担当しています」
(これが業界人というものか……)と、私は内心舌を巻いた。
実際、超絶美少女であるはずの私でさえ霞んでしまう。
こんな綺麗な人がADだなんて、勿体ない。女優でも通用するくらいだ。
私は、つい杏果に見とれてしまう。
「あの……私の顔に何か?」
「あ、いえ……なんでもないです。女性の方が来られるとは思ってなかったので……」
しどろもどろになる私。
「撮影現場は10階です、どうぞ、こちらへ」
(え、撮影?)
と、一人の女性が近寄ってきて、声をかけてきた。
「失礼ですが、工藤紗栄子さんですか?」
ラウンドネックカットソーにセミフレアパンツという、彼女もオフィシャルな感じで、首からネックストラップをかけている。
年齢は、20代後半だろうか、もしかしたらもっと若いかもしれない。紗栄子同様、大人の装いで年齢が高めに見えるのかもしれない。
それにしても、美人だ。
ミディアムのヘアは軽くウェーブがかかっており、色も控えめな茶色に染めてあった。メイクも隙がないほどバッチリと決めてある。
「あ、はい」とりあえず返事をする。
「お待ちしてました」
「私、三枝杏果(さえぐさももか)と申します」
「立花企画で事務兼秘書兼ADを担当しています」
(これが業界人というものか……)と、私は内心舌を巻いた。
実際、超絶美少女であるはずの私でさえ霞んでしまう。
こんな綺麗な人がADだなんて、勿体ない。女優でも通用するくらいだ。
私は、つい杏果に見とれてしまう。
「あの……私の顔に何か?」
「あ、いえ……なんでもないです。女性の方が来られるとは思ってなかったので……」
しどろもどろになる私。
「撮影現場は10階です、どうぞ、こちらへ」
(え、撮影?)