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ご褒美のあとは
第1章 ご褒美のとちゅう
「んっ……あ、あの、充輝せん……ぱ…っぁ……」

「なに?」

手を止めて笑顔で優しく返事すれば、真帆は滲み出た動揺を隠すように顔を逸らした。

「……いえ、何でも…ないです」

「そ?」

何でも、ないんだ。

言葉通りに受け止めることにして、たっぷりと出来た泡を掻き集めて真帆の胸に乗せる。

「…っん、ぁ……っ」

泡の中に指を埋めて軽く弾けば、真帆は胸を突き出して可愛くて啼いた。

弾いた場所の泡が減って、ピンク色のぷっくりとした実が顔を覗かせている。
真帆の腕を揉みしだくように洗っている豊もその実に気づいて、物欲しそうに生唾を飲み込んだ。

俺もきっと似たような顔をしているのだろう。もうひとつの胸も同じように弾くと、そこに見えた実から目が離せなくなって、喉元がゴクリと音をたてた。
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