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ご褒美のあとは
第3章 カードゲーム
しばらくして戻ってきた高志先輩も、やっぱり浴衣を着ていた。
帯を締めた細い腰や浴衣の上からでも分かるがっしりとした胸に、動悸が激しくなって、頭がくらくらしてくる。

先輩たちはいつもカッコイイけれど、浴衣や甚平姿はその“いつも”より六割増しくらいでカッコイイ。

「真帆、こっち来て」

先にソファでくつろいでいた充輝先輩が、自分の横をポスポスと叩く。

ソファ……

―――歯を立てて噛まれ、撫でるように揉みしだかれる胸。足を大きく広げられて、じゅるじゅると音を立てながら中心にしゃぶりつかれた。
感じないように…声を出さないように堪えれば堪えるほどつらくなって、先輩たちの行為に酔ってしまい、どんどんと溺れていった。

全部、このソファで行われたこと。


「どうした?」

躊躇いがちに尋ねる豊先輩にぎこちなく微笑んで、私はゆっくりとソファへ近づいた。
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